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誕生日ディナーは「ブリの照り焼き」渋野日向子22歳初ラウンドに満足感

◇国内女子◇伊藤園レディス 最終日(15日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741yd(パー72)

42位から出た渋野日向子は5バーディ、2ボギーの「69」と伸ばし通算4アンダー。22歳の誕生日に今季自己ベストタイのスコアを出し、次戦以降につながる内容で終えた。

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今季国内4試合目で初の予選通過を果たした最終日。朝から選手や関係者に祝福の言葉をもらった。「SNSでもすごく祝福してもらっていて、本当にありがたいですね」。右足の裏に痛みを発症した今週は、飛距離がわずかに低下した。クラブを1番手上げてコントロールショットするなど、前日に苦戦したショットの縦距離をあわせてチャンスを作った。

「きょうは後半になるにつれショットも良くなってきた。パターに関しては最近で一番良いストロークができていたし、不安なく18ホールを回れた。最後のボギーは悔しいですけど、それ以外を見ると総合的には良かった」。特に後半の危なげないプレーに、うなずいた。

「ポンコツだった」と表現した21歳の一年は激動だった。2021年からの米ツアー本格参戦を見据えたオフを過ごし、2月からの実戦に備えていたが、新型コロナウイルス感染拡大により日程変更を余儀なくされた。オフに修正した部分を試合で試せない期間が長引いた。繊細な感覚のズレやプレッシャーが重なり、笑顔の裏で苦しい時間も過ごしている。

現状を打破しようと必死の練習を続けている。「来年23歳を迎えるときに、22歳は良い経験ができたり、節目の年に出来たら良いかなと思う。一番大きなことと言えば、アメリカツアーへの挑戦になる。そこで結果を出すために一年間は頑張っていくしかない」と改めて強く誓った。

次週の「大王製紙エリエールレディス」を前に、この日岡山県の実家に手ごたえを持ち帰る。「(母から)今晩は何が食べたい?と連絡が入っていて、ブリの照り焼きと伝えました(笑)。実家に帰った初日はいつもそれなので、安定のそれで、と伝えました」と笑ってバースデーディナーのメニューを明かす。家族との大切な時間を過ごし、ディフェンディング大会に臨む。(千葉県長南町/林洋平)

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