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「たまには吐き出す」 渋野日向子フラストレーションとの向き合い方

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(20日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)

チャンスを作りながらバーディパットはカップを鳴らさない。前半8番(パー3)は1.5mのパーパットを外し2つ目のボギーをたたいた。続く9番(パー5)は2mがカップに蹴られてパーとバウンスバック(※)ならず。「(自分に)怒りましたね。グリーン上でもクソーって、なっていましたもん」。後半に入る前、渋野日向子はクラブハウス内のロッカーで自身の頭をポーンとたたいた。

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一人で、気持ちを切り替える意味がある。結果に一喜一憂することなく、心の揺れ動きが少ないプレーがいまの理想だ。ただ昨季のバウンスバック率は1位。胸の内にとどめながらも “怒り”を力に変えてきた実績がある。「(毎回一喜一憂しないのは)難しいですね。ハーフターンのときに少し時間があったので。一回吐き出すのも、たまにはいいかな」と笑って振り返る。

前日より2回多い計32パットを要した。ストロークはイメージ通り。ラインか、タッチか―。そこが、わずかにあってくれない。「(パットが決まらない)フラストレーションによってショットも悪くなってきたかなという感じはありましたね」。7Iで第1打をピン根元に刺した12番(パー3)の初バーディには安堵の表情も浮かんだが、ラウンドを通じれば悔しさがはるかに勝った。

13番から2連続ボギーをたたきながら、ズルズル崩れず2週連続の決勝ラウンド進出を決めた。懸念した右足の裏の状態は良好。「(予選通過は)素直にホッとしている。途中でゼロ(イーブンパー)になったときはカットラインもかなり気にしていたので。後半はボギーのあとも気持ちを切り替えられていましたし、上がり3ホールは耐えられました。そこはあす以降につなげたい」

首位と6打差の通算1アンダーの20位で迎える週末。「去年のようにビッグスコアを出せる状態かわからないけど、いまの自分のやるべきことをやって、一個ずつ上がっていきたい」。前年大会の覇者は足元を見つめながら言った。(愛媛県松山市/林洋平)

※バウンスバック
ボギーかそれより悪いスコアとした直後のホールで、バーディかそれより良いスコアを獲得する率

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2020年 大王製紙エリエールレディスオープン



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