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優勝スコアは「1ケタでも」 前年覇者のペ・ソンウ

◇国内女子メジャー第3戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 事前情報◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72)

前年大会の優勝スコアは通算11アンダー。ディフェンディングチャンピオンのペ・ソンウ(韓国)は「ことしのコンディションでは1ケタ…、6アンダー、7アンダーでも優勝が可能では」とみている。雨、風が舞った1年前から一転、今週の宮崎の空は青い。

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2020年節目の一戦を控えた当地は前週末から晴天に恵まれている。「速くて硬い。ショットもテクニックを必要とされる」と警戒した高麗芝のグリーンは母国でプレー経験がなく、まだ慣れない。「ラインの読みで頭の中が忙しくなる。傾斜と芝目が重なるところが非常に難しい」厄介な相手だ。

一方で一昨年から大会のコースセッティングを担当する中野晶は、優勝スコアを「ずばり15アンダー」と期待した。「グリーンのコンディションが良く、例年ほどピンをグリーンの際(きわ)に切らないようにする。際に切ると選手の戦意を喪失させてしまう。例年よりもピンを攻める気持ちを持ってくれるのでは」とアグレッシブなショットによるバーディ合戦を予想。「パッティングのストロークをつかめれば、そのくらいになると思います」と語った。

ペにとって、コロナ禍で9月に復帰した今季は“独り立ち”のきっかけにもなったという。「ことし初めて自分ひとりで日本に来て、ツアーを回ることに挑戦した。すべてを自分が管理するのが初めての経験。そういう意味ではよく頑張っていると思う」。異国で不慣れな生活にチャレンジしながら、8試合で2位が2回、3位が2回という成績には胸を張る。

「ベストを尽くして試合に臨んでいるけれど、(各試合で)自分よりもいいプレーをした選手がいた。欲が出たとき力が入りすぎて優勝を逃したと反省する面もある。メンタルを鍛えてチャンスを逃さないように。そうすれば(タイトルを)つかめると信じています」

会場は大会カラーの赤い看板等で埋め尽くされている。「赤はバーディの色。バーディを獲るイメージ、良い印象がある。個人的には赤は勝負カラーで、好きです」と連覇への意欲を言葉に込めた。

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2020年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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