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“一生に一度の桃子対決” 大里桃子は惜敗にも充実感

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(2日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72)

同じ名前、それも同じ熊本出身の大先輩・上田桃子との直接対決。下剋上はならなかったが、大里桃子は「一生に一度、あるかないかのことで楽しかったです」とプロ初のプレーオフを振り返った。

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2打差6アンダーからのスタートとなった最終日。大里含め上位5人全員が優勝経験者と混戦を覚悟していた。「いつも上位にいる選手ばっかりだったので、自分に期待せずに出来ることをやっていければ、と深く考えずに回っていました」

時には立つのも困難な突風にも屈することなく、粘って終盤へ。気付けば残り3ホール、トップを走る上田と1打差になっていた。「16番、17番を耐えて最後にパー5でバーディを獲れれば」と勝利を意識し始め、18番で残り5m弱のバーディパットがカップに蹴られてプレーオフへともつれ込んだ。

9番(パー3)を繰り返したプレーオフ2ホール目のティショットをミス。グリーン右のバンカーから寄せられずにボギーで敗れたが、勝った上田は直前の1ホール目で大里が決めた4mのパーパットでスイッチが入ったことを明かす。「絶対にバーディを獲らないとやられる、と。あれで気を引き締められました。いいショットメーカーだし、いいゴルフをしていた」と後輩を称えた。

「緊張もあったけど、久しぶりの上位争いもあって楽しく回れた。自分に足りないところを見せられました。もっと頑張ろうと思いました」。2018年「CATレディース」以来の2勝目とはならなかったが、着実に自信をつけた試合となった。(千葉県市原市/石井操)

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