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単独首位から“トップ10入りを目指す”高橋彩華 その心は?

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 3日目(8日)◇茨城GC東コース◇6630yd(パー72)

高橋彩華は3打リードの単独首位で迎える最終日に向け、「優勝したい」という言葉は使わずに「トップ10に残る“いい貯金”ができたかな」と語った。

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5度目の最終日最終組。初日から首位を走った2019年「ニチレイレディス」では2位惜敗、同年「大王製紙エリエールレディスオープン」でも3日間2位につけながら最終日に伸ばしきれず6位。2021年「ヤマハレディースオープン葛城」と「KKT杯バンテリンレディスオープン」ではともに首位から残り18ホールに臨んだが、タイトルには届かなかった。

「バンテリン―」翌週、「フジサンケイレディスクラシック」も3打差5位とやはり好位置で最終日を迎えると、マインドチェンジを試みた。きっかけは「バンテリン―」後の飛行機を待つ間に母からかけられたひと言。「『毎週トップ10が目標でいいんじゃない?』って言ってくれて、そこから心が軽くなった。重苦しい感じも減って、前より気楽にゴルフができています」と吹っ切れたという。

あえて「優勝は考えない」と繰り返す22歳も、リーダーボードを見ると負けん気をのぞかせた。トップ5に並ぶ大里桃子臼井麗香の名前。高橋と同じ、2018年のプロテストを2度目の挑戦で突破したメンバーだ。「いつも仲のいい友達で意識とかはしていないけど、負けたくないという気持ちはある。同世代には負けたくない」と対抗心を燃やした。

ボギーなしの3バーディ「69」でプレーした第3ラウンド。「難しいパーパットも何個かあったけど、うまく入れられた。ショットがあまり乱れないというのが私のゴルフだと思うので、最後まであまり曲げずにできれば。ムダに力が入るとショットが乱れがちになるので気を付けたい」と淡々と話した。残り18ホールだ。(茨城県つくばみらい市/石井操)

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