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2年ぶりの最終日最終組 新垣比菜がツアー2勝目射程圏

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 3日目(29日)◇セントクリークGC (愛知)◇6605yd(パー72)

通算3アンダー11位から出た新垣比菜が7バーディ、1ダブルボギー「67」でプレーし、首位に1打差と迫る通算8アンダー2位につけた。初勝利を挙げた2018年「サイバーエージェントレディス」以来となるツアー2勝目を視界にとらえた。

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前半は3m前後のバーディを決めてスコアを4つ伸ばし、後半へと折り返した。13番はカラーからパターで10m、15番(パー3)ではグリーン奥から7mを58度のウェッジでカップにねじ込んだ。一時は首位に並んだが、右の池に入れた17番のダブルボギーで後退。それでも最終18番(パー5)で残り215ydを3Wで放った球はピン左2mのフリンジへと転がり、2パットのバーディで締めて優勝争いに食い込んだ。

最終日に最終組で回るのは2019年「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」以来、2年ぶり。2020年は13試合に出場するも7度の予選落ちで、最高位は12位タイと活躍する機会を見せられなかった。

それでもオフ期間中にスイング動画を見ながら行ったショット練習での“気づき”が功を奏した。「切り返しが早くて右肩が突っ込む癖があった。ミスするときはそういう打ち方が多いので、回転するような感じで打てるように」と意識している。21年初戦から3度連続でトップ10入り。テンポよく打てるようになったことが好調の要因のひとつだ。

「(プロになって)最初の年や、2年目のときは同年代が優勝すると『自分も頑張らないと』という気持ちや焦りもあったけど、(他の選手が)優勝しすぎて何とも思わなくなってきました」。いわゆる「黄金世代」といわれる同年代で優勝経験あるのは9人で、そのうち6人は複数回優勝を果たしている。笑って胸の内を明かしたが、プロ転向後に先陣を切って初勝利を挙げたのは新垣だ。「優勝争いから外れないように頑張りたい」。最終日に向けて改めて意気込みを示した。(愛知県豊田市/石井操)

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