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菊地絵理香 前夜に洗濯しながら見つめ直した“意識”で完全優勝へ

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 3日目(26日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6639yd(パー72)

順位が大きく変動しやすいムービングデーが「本当にキーになると思う」と話していた菊地絵理香。7バーディ、1ボギーでこの日ベストスコアとなる「66」をマークし、通算16アンダーで単独首位を守った。

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ツアー3勝の菊地がこれまで制した大会はいずれも3日間大会だった。最後に優勝したのは2017年「Tポイントレディス ゴルフトーナメント」。「3日目が大事だと思っていたので(この日)6アンダーで終わることができて上出来。明日に向けていいゴルフができた」と振り返った。

初日から首位を守ってきた菊地は第2ラウンドを終えた夜に洗濯をしながらこれまでを見つめ直したという。「いい位置にいても過剰に意識しすぎて、その順位を守りたいという感情が先にきていた。ミスしたくないという気持ちの方が出て、自滅していて腹がくくれていないんだなというのが大きかった」

いい方向へと転がってほしいからこそ精神的な部分は大きい。「自分に緊張をかけていて、いい意味での緊張ならいいけど、悪くかけるのはやめよう」と暗示をかけるように意識を変えた。「ミスショットもミスパットにしても出るもんだと思ってはいるけど、打つ前はするわけないと思って。上手くいくと打つことだけを考えた」。13番でボギーをたたいたが、15番の1.5mのバーディパットでは「流れが変わる」と強い気持ちで臨んで沈め、そのまま4連続バーディ奪取につなげた。

後続とは4打差。「(差が)ないことに越したことはないけど、グリーン上が勝負なところはある。バーディチャンスをつくって早いところで獲れればいけると思う」と普段は口にしない強気発言で完全優勝に照準をあてた。

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