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横峯さくらが出産後初の予選通過 妊娠の宮里藍さんに「楽しく仕事を」

◇国内女子◇GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ 2日目(17日)◇イーグルポイントGC (茨城県)◇6657yd(パー72)

横峯さくらが2月の第1子となる男児出産後、初めて予選を通過した。「(5月に復帰した)最初のリゾートトラストレディスで2打差、2戦目(ニッポンハムレディス)で1打差で落ちて、3度目の正直じゃないですけど(笑)」。27位から出て4バーディ、3ボギーの「71」。キャディを務める夫の森川陽太郎氏と通算3アンダー35位で最終日を迎える。

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周囲の雰囲気とは裏腹に、横峯夫妻は緊張感いっぱいに終盤戦をプレーしていた。今大会は新型コロナウイルス禍による試合数減少を受け、予選通過ラインが上位70位タイまでの設定ながら、「50位タイまでだと思っていた」という。気を緩めることなく後半16番では7mのバーディパットを沈め、上がり2ホールを連続パーで締めた。

「18番が終わって率直にうれしかった。そこ(予選通過)を目指しているわけではなく、もっと高いところを目指してやらないといけないが、自信にもつながると思う。とりあえずホッとしました」。妊娠、出産によるブランクで研ぎ澄まされない試合勘を補うため、「試合への入り方、下準備」に重点を置くようになった。手元のヤーデージブックにはショットやパッティングの注意点をあらかじめ書き出し、ラウンド中に眺めて一打に集中している。

同じように出産後にツアーに復帰した若林舞衣子が前週「ニッポンハムレディス」でプレーオフの末惜敗。今週も2日目を2位で終え、“ママ初勝利”のチャンスがある。「本当にすごいなと思います。やっぱり私もという感じで」と刺激を与えてくれる存在だ。

13日(火)には盟友の宮里藍さんが第1子の妊娠を公表した。横峯は「本当にうれしかったです」と自分のことのように喜ぶ。「今まで切磋琢磨してやってきて、お互いママになって…。すごくなんか、なんて言うんですかね…すごくうれしい。ハッピーな気持ちになります。アドバイス? おこがましいです(笑)。ただ、ストレスは母胎にもあまり良くない、楽しく仕事をやってもらえれば」とエールを送った。

節目の一戦にはなったが、ツアー23勝の名手はここで満足しない。「ショットもパットに関してもまだまだ。18ホール同じスイングができていない。自信を持って振ることができれば上位にも。一日でも早くそうなるように頑張りたい」。目標はもっと先にある。(茨城県阿見町/桂川洋一)

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2021年 GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ



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