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「アスリートにとって一番の快感」 吉田優利が逆転V

◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 最終日(5日)◇ゴルフ5カントリー 四日市コース(三重県)◇6563yd(パー72)

プロ入り後、初めてのプレーオフでも笑顔を貫いた。4打差7位から出た吉田優利が9バーディ、2ボギーの「65」でプレーし、通算14アンダーでホールアウト。岡山絵里をプレーオフで下し、7月「楽天スーパーレディース」に続くツアー2勝目を挙げた。

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「勝つのはアスリートにとって一番の快感。2回目を味わうことができてほっとしている。(プレーオフは)みんなが帰っていく中、もう少し回れるという気持ちと楽しいなという気持ち」

プレーオフ(18番繰り返し)2ホール目で岡山のティショットが右ラフにいく中、自身は落ち着いてフェアウェイに運んだ。162ydから6Iで左手前12mにつけて2パットのパーセーブ。岡山は2mのパーパットを外して勝負あった。

プロ3年目を迎える21歳のプロ意識は高い。全国転戦のツアーにはトレーナーを帯同させ、体幹トレーニングやウェイトトレーニングに取り組む。「きついけど、私にとって必要不可欠。みるみる体が良くなっている」と効果を実感している。

「練習後はきちんとプロテインを飲みます。摂取カロリーと栄養素のバランスをとる。カロリーだけとっても栄養不足だとどんどん筋肉だけ落ちていく」。体が資本のプロスポーツ選手として日々、やるべきことに集中している。

実力だけでなくビジュアルにもこだわっている。トンボがコースを舞うなど秋の気配が漂った大会。自身のメイクについて「ピンク系を使っていたのをオレンジとか黄色に変えました。目も口もチークも基本はオレンジ系で統一している。秋先取りメイク」。優勝セレモニーの前には後ろを向いて素早く化粧直しをした。

ツアー初優勝からわずか36日での2勝目に「早かったですね。今週勝てるとは思ってなかった。安定感のある選手になれるように練習していきたい」。今季は残り12試合。まだまだ勝ち星を積み上げるつもりだ。(三重県四日市市/玉木充)

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