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最後はウォーターショット2連発 ツインズ姉の冒険心「うまくいったらカッコイイ」

◇国内女子下部ステップアップツアー◇山陽新聞レディースカップ 最終日(19日)◇東児が丘マリンヒルズGC(岡山県)◇6367yd(パー72)

3打リードを持って迎えた最終18番(パー5)。6月にプロテスト合格を果たしたばかりのルーキー・岩井明愛の中に手堅く攻める選択肢はなかった。

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5Iを握ったラフからのセカンドでフックをかけ、果敢にグリーンを狙った。失敗して池に落としても、「ボールは見えていた」と気落ちすることなく未経験のウォーターショットに挑んだ。「3打差あったし、チャレンジするのが大好きなので。これでうまくいったら、カッコいいかなと思って」と無邪気な笑顔で振り返る。

1打では出なかったが、「3打目よりは浅いところにあったし、(1度目で)少し感触もつかめた」。もう一度トライしてグリーン奥まで飛ばし、ダブルボギーでフィニッシュ。下部ステップアップツアー初優勝をつかんだ。終わってみれば1ストローク差と冷や汗をかく展開にも後悔はない。「(セカンドが)うまくいかなくて良かったかなとも思う。ウォーターショットで皆さんが楽しんでくれたのかなと思うので」。サービス精神たっぷりのコメントに大物感すら漂う。

2週前の「カストロールレディース」で双子の妹・岩井千怜が初優勝した。単独首位で最終日に入った明愛は4位。「(先に勝たれて)ちょっとだけ悔しい気持ちもありました。でも、自分もすぐに勝つぞって」。妹にどんな気持ちで戦っていたのか質問をぶつけ、自分の血肉とする前向きさがレギュラーツアーを含めて国内初となる姉妹による2試合連続優勝につながった。

11月のレギュラーツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」の出場権も獲得。「QTの前に出られるレギュラーツアーで1勝したい」。さらに高い壁を見据え、持ち前のチャレンジ精神が顔をのぞかせた。

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2021年 山陽新聞レディースカップ



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