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逆転狙う“強敵” 3打差4位の上田桃子&稲見萌寧

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(16日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72)

薄暗い雲が覆う中で行われた第2ラウンドで、ツアー通算16勝の上田桃子は5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。5アンダー5位から通算9アンダー4位と順位を1つ上げて最終日を迎える。

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これまで国内での16勝のうち11勝が逆転で優勝してきた上田。この日は4つスコアを伸ばしながらも「あと2、3個は決められたなっていう感じ」と物足りなさが残った。初日は「ショットのフィーリングが良くなかった」と14ホール中6ホールのみだったフェアウェイキープ率を悔やんだが、この日はラフにつかまったのが5ホールのみ。「きのうよりきょうと(良く)なっているので、あしたはきょうより、もうちょっといいだろうな」と自分に期待した。

トップとは3打差があるものの、最終日は「この2日間とは違った天候」と耐えるゴルフが予想されるとあって、「何とか強い雨風に耐えられる我慢強いゴルフをしながら、(バーディを)獲れるホールでしっかり獲っていきたい」と目を光らせた。

同じく通算9アンダー4位で最終日を迎えるのは今年7勝を挙げて、通算9勝の稲見萌寧。8月の東京五輪でも日本ゴルフ界初のメダルを獲得するなど、優勝を争う“強敵”は健在だ。

過去9試合中、5試合が逆転優勝という強者は、この日ボギーなしの4バーディ「68」でプレー。「3~4mのバーディパットをライン読み切れずに外したのが何個かある」と不満をこぼしつつも、「バンカーから2回パーセーブが出来た」。難度の高い最終18番では154ydの2打目を7番アイアンで1.5mに寄せてバーディを奪取した。

「優勝」については「全然考えてないない」とスイッチは入っていないが、「最後の5ホールくらいでいいところにいたら意識したい」と虎視眈々。「耐えて、耐えて少しでも上位に行けるように頑張ります」とチャンスの時を狙い定める。(千葉市緑区/石井操)

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2021年 富士通レディース 2021



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