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賞金女王の稲見萌寧が出遅れ 前年覇者の小祝さくらも「やばい」

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 初日(3日)◇琉球GC(沖縄県)◇6590yd(パー72)

昨季の賞金女王の稲見萌寧は1バーディ、2ボギーの「73」でプレー。1オーバーの61位と出遅れた。緊張は第1打のみと冷静さは保てていたが、「短いバーディパットが全く入らなくて」とスコアに繋げられなかった。

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アウトから出た初日、5番で110ydからの2打目をPWで放ち、1.5mを入れてバーディを先行させた。7番(パー5)でピン左につけたバーディチャンスを外し、8番では手前1.5mほどを外してパー。9番ではショットをグリーン奥のバンカーに入れ、“寄らず入らず”のボギーとなった。

沖縄特有の風、芝のコースとの相性は「すごく得意というわけでもなく、難しいのは難しい」。高麗グリーンの攻略も「見た目と実際の感覚がイマイチ合わなくて、ラインのイメージを作れなかった。どうしても打つ瞬間に『こっちかな』とか、ずっと迷いながら」。パッティング修正に注力して予選通過を目指す。

同じく1オーバー61位の小祝さくらは1ボギーのみの「73」。パーオン失敗は1ホールだけで「すごいチャンスもあった」が、スコアメークに繋げられなかった。原因は「パット」で、「ラインも合っていなくて、タッチですね。一番は」。

連覇がかかるだけに注目を集めるが、「今年はいろいろ挑戦というか、修正点だったり、色々と大幅にチェンジしたので、あまり焦らずに最初はいきたいというのがある。あまりうまくくいかないこともたくさんあると思うんですけど、そこは慌ててやらずにやりたいなというのが目標にあったので、あまり連覇については考えていないです」。

それでも、週末にプレーするため「しっかり巻き返さないと予選が怪しい」と挽回を誓う。「ショットはいい。パットがショートばかりで打てていないので、しっかりとタッチを合わせながら。このままではやばいので、修正点を生かして頑張りたいです」と“小祝節”を炸裂させて予選2日目に備えた。(沖縄県南城市/石井操)

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