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植竹希望6位発進 2週連続優勝へ“要注意事項”は?

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 初日(22日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6447yd(パー71)

2週連続優勝を狙う植竹希望は5バーディ、2ボギーの「68」で回り、3アンダー6位で発進した。トップと5打の差が開き、「8アンダーはさすがに厳しいと思うけど、5アンダーには行きたかった」と集中力が散漫になったバックナインに悔しさを残した。

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ツアー史上最長の2時間に及ぶプレーオフを経て今大会に乗り込んだだけに、疲労感はたまりつつある。加えて自然の地形を生かして造られた会場は高低差があり、目標にしていた一打に対する執着心は持続できずに反省点となった。それでも「やりたいこと、かなえたいことはいっぱいある」と意欲的な姿勢は変わらない。

今大会からシャフトとバウンス角を変えて投入した58度のウェッジの感触は「まだ何とも言えないけど、以前のスチールよりは打てているかな」と手応えはある。バウンスを8度から6度にしたことでフェースを開くような打ち方でもヘッドは抜けやすく、ボールコントロールにつながっているという。「もっと勇気をもって振れるようになったら良くなるのでは、という期待はできますね」

ただ、注意しているのは「使う場面をちゃんと判断する」こと。前半6番(パー3)で「試しに使ってみたいという気持ちが勝った」とピン左ラフからの2打目で使うと、スピンがかかったボールはカップ手前1.5mでストップ。そのパットを外してボギーを喫した。

失敗を臆さずに前向きに臨むのは「完治していない」というアプローチに対する不安を引きずりながらも初勝利を挙げられたことが大きい。「伸びしろがあるのでは。もっとどうにかなるのでは」と高まる自身のポテンシャルへの期待値に応えようと取り組むのは好調な証しだが、冷静さが欠ければ判断力を鈍らせることになる。コツコツと収穫と課題を積み重ねた先に、成果が待っている。(静岡県伊東市/石井操)

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