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「気がラク」な連続出場ストップ 小祝さくらは日米連戦に時差ボケ恐れず

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 事前情報(25日)◇メイプルポイントGC (山梨)◇6580yd(パー72)

小祝さくらは今大会終了後に渡米し、6月2日(木)開幕の「全米女子オープン」(ノースカロライナ州パインニードルズ・ロッジ&GC)に出場する。2020年の同大会(予選落ち)以来のメジャー出場。「前回は土曜日くらいに行って(試合までの)時間が余ってしまった。『まだ始まんないんだ…』なんて」と“ヒマ疲れ”を避けるべく強行スケジュールを選んだ。

シーズン途中の渡米は小祝にとって記録のストップも意味する。2018年から国内ツアー全試合に出場し続け、実に今大会が142戦目(1988年ツアー制施行後/歴代4位)。歴代1位の表純子の241試合(2011~17年)に届かず残念…と思いきや、「途切れるというよりも海外に行って、コースを回るのが楽しみ。連続出場のこともこれで聞かれなくなるので、気がラクです」とほほ笑んだ。

「今までも時差ボケがきついなと思ったことがそんなにない」とたくましく、渡米の準備は着々と進んでいる。前週の「ブリヂストンレディス」はティショットが安定せずに予選落ち。「今週は良いイメージに変えられるように頑張りたい。マネジメント(のミス)もあったので、そういうのもしっかりやりたい」と週末もすぐに打ち込みに取り組んだ。

1Wショットでストレートに近いフェードボールに磨きをかけている最中。「ドローがきつくなると手を返してしまう(悪い)癖と、体でターンする前に引っかけたり、“タイミング命”になってしまったりするスイングなので、変えたいなと思った」と、昨年は「自分でごまかして」打っていた球筋を追求。「ドローとは体の動きが逆で違和感もある。ただ、良いショットを打てた時の安定感が違う」と完成形への期待は大きい。

スーツケースにはウェアをはじめとした商売道具のほかに、枕に、ドライヤーに…と詰める荷物はたくさん。「あとお菓子も。イカのせんべい。チーズ味、みたいな。最近、癖になっちゃって。10袋くらい買いました。8袋くらいは持っていく」。用意周到でメジャーに乗り込む。(山梨県上野原市/桂川洋一)

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