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上位キープの堀奈津佳「プロゴルファーじゃない感覚」の時期も

◇国内女子◇ニチレイレディス 2日目(18日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6563yd(パー72)

昨年、悲願の初優勝を遂げた3歳下の妹、堀琴音の姿に姉の堀奈津佳は「悪い時期、うまくいかない時期も近くで見ていて、でも腐らずに向き合いながらやって優勝したという過程を見たので刺激になった。頑張っていけばもしかしたら私も…」と思ったという。大会初日に「68」で回り、この日は3バーディ、1ボギーの「70」でプレー。首位と5打差の通算6アンダー10位で最終日を迎える。

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2013年にツアー2勝を挙げたが、15年にシードを喪失すると、16、17年はいずれも8試合出場してすべて予選落ち。以降、昨季までレギュラーツアーで決勝ラウンドに進んだのは2試合のみと今季まで不振は続いているが、5月「ブリヂストンレディス」で予選通過を果たし、「(推薦出場など)限られた試合のなかで少しずつ積み重ねてきて、飛んで曲がらないスイングが戻ってきたかな」と手ごたえを口にする。

妹から「ストイック」と言われるように、「少しのズレが許せなかった」と、のめりこんだショット修正が逆に調子を狂わせた。「真っすぐに打ちたい」と思っていた意識が徐々に「曲がらないように」に変わっていき、球は曲がって飛ばず。「プロゴルファーじゃない感覚」になった時期もあったという。

「久しぶりにこんな順位からのスタートでとても緊張したけど、落ち着いて最後までプレーできればと思ってプレーした」。スタート前に、すでにティオフしていた妹のバーディ奪取を確認して「私も頑張らないと」と奮起した。前半4番(パー3)、5番で連続バーディを奪い、9番でスコアを落としたが、引きずることなく後半1つ伸ばした。

「まだまだ(調子は)日替わり。明日は今日までやって来たような積み重ねを、もう一回積み重ねる気持ちでやりたいと思う。毎週試合に出られ(るわけでは)ない分、出られるときに1つでも上(の順位)にいきたい」。来月6日が30歳の誕生日。姉として、プロゴルファーとしてのプライドをのぞかせる。(千葉市若葉区/石井操)

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