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吉田優利 今季初Vへ「目の前の一打に集中するプレーを」

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 3日目(2日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6570yd(パー72)

首位に並んで出た吉田優利が4バーディ、2ボギーの「70」とスコアを2つ伸ばして通算10アンダー2位と粘った。「結構風が吹いていたので、(周りの)スコアは伸びないと思っていた。攻めるところ守るところのメリハリをしっかりつけた」。首位と1打差で最終日を迎える。

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前半4番でティショットを左の林に打ち込み、ボギーが先行したが、続く5番(パー3/174yd)はティショットを5Iで打って50cmのベタピン。バウンスバックとなるバーディを奪った。7番(パー5)では83ydの3打目を1.5mに寄せ、9番では7mのパットを沈めてバーディを重ねた。

折り返し後の10番でグリーン横のバンカーから寄せられずボギーとしたが、その後はパーで耐え続け、最終18番で8mのバーディパットをねじ込んだ。「2桁アンダーで終われたことは、きょう最低限のいいプレーができた証拠」と笑顔で話した。

「きょうも良いパットが打てていた。バーディパットを外すこともあったけど、自分が思ったところには打てていたので、ネガティブにとらえずにいられたことが最後のバーディにつながったと思う」。持ち前の明るさとポジティブさが、最終18番でのバーディを呼び寄せた。

今季は16戦でトップ10入りが5回。4月の「KKT杯バンテリンレディス」では惜しくもプレーオフで敗れた。「いい順位にいるからいいプレーをしなきゃ、というのは自分の中にはない。下の方でも上の方でもいいプレーをしたいという気持ちは変わらない」。どんな状況や順位でも平常心。その強いメンタルが、安定感を支えている。

昨年9月「ゴルフ5レディス」以来となるツアー3勝目に向けて「もちろん勝ちたい。(今季)勝てていないというところに焦りはないけど、優勝までの過程も大事にしたいので、結果よりも目の前の一打に集中するプレーをしたい」。焦らず、冷静に…。自分のスタイルを貫いて今季初Vをつかみにいく。(横浜市旭区/内山孝志朗)

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2022年 資生堂レディスオープン



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