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心強い“相棒”と初タッグ 5位浮上の佐藤心結は「毎日が勉強」

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 3日目(2日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6570yd(パー72)

11位から出た佐藤心結がボギーなしの3バーディ「69」とスコアを伸ばし、通算8アンダー5位に順位を上げた。「風があったのできのうよりは涼しかった。ノーボギーでラウンドできたので評価は高い」と手応えをにじませた。

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スタートの1番をバーディで発進すると、その後は8ホール連続でパーを並べて折り返した。後半10番でこの日2つ目のバーディを奪うと、続く11番(パー3/184yd)ではティショットを奥に外してピンチに。下り傾斜のグリーンへのアプローチを残したが、「うまく打てた。120点」と、58度のウェッジで高く上げ、30cmに寄せてパーをセーブした。

続く12番でも苦境が訪れる。ティショットを左の林に打ち込み、グリーンを狙う2打目は2本の高い木に阻まれた。その間は1mほどのスペースしかなかった。果敢に攻めて打ったボールは木々の間を抜けてグリーンオン。パーで切り抜けた。「ピンチが続いたので、そこを乗り切って落ち着けた」

今週は、男女ツアーでイ・ボミ(韓国)をはじめとした多数のプロに勝利をもたらした“優勝請負人”の清水重憲キャディと初めてタッグを組んだ。「毎日が勉強と言うか、自分がマネジメントしているつもりでも、清水さんはさらにその上を行っている。すごい助けられている」。18歳のルーキーはベテランキャディの助けも借りながらスコアをまとめた。

「皆さんの声援が力になって、暑い中だったけど最後まで頑張ろうと思えた」。首位とは3打差。地元・神奈川での大会で逆転を狙う最終日も多くの応援を力に変えて戦う。「きょうのようにボギーを打たないゴルフをして、一つひとつ丁寧にバーディを獲っていきたい。地元開催で初優勝することはうれしいことなので、優勝できるように頑張りたい」。心強い“相棒”に支えられながら、初の頂点を目指す。(横浜市旭区/内山孝志朗)

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