【’11年10月第3週】ベ・サンムン、藤田幸希の優勝パター
“大雨警報”イコール“藤田幸希の優勝予報”!?
「プロミスレディスゴルフトーナメント」の初日、後続に2打差をつけて単独首位に躍り出たのは、前年度のチャンピオン藤田幸希だった。今季は前週まで11試合に出場し、予選落ちは4回。優勝争いに加わることも少なく、賞金ランキングは42位と、シード権獲得にはまだまだ油断ならない位置にとどまっている。
そんな藤田が、今季ベストスコアとなる「68」をマークして単独首位発進。「コース自体に、悪いイメージがまったくない。本当に相性がいいんだなあ、と思いました。楽しかったですね」と、まるで他人事のように話した。ここまで極端に成績の差が出るあたり、“相性”という抽象的なモノが実在することは間違いないのだろう。
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そしてもう1つ藤田を楽しませたのが、朝から選手たちの体を激しく叩きつけた豪雨だ。「昔から雨は好きなんです。学校からびしょ濡れで帰って、ランドセルを放り投げて、そのまま外に遊びに行っちゃう子でした。田舎に住んでいたので、裸足で。雨の中の追いかけっこが楽しいんです!」と、子供時代を回顧する藤田。「これだけ雨が降ると、本当に楽しくなっちゃって」と、口調も滑らか。中断も予感させるほどの豪雨は他の選手たちにとっては堪ったものではなかったが、藤田にとっては“恵みの雨”となったようだ。
天気予報では、明日の2日目は晴天、明後日の最終日は雨と出ている。コースの相性の良さに合わせ、天候をも味方につけることができれば、藤田の大会2連覇がハッキリと見えてくる。
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