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QT突破ルーキーは3人 荒川怜郁「ずっと緊張の中」

◇国内女子◇QTファイナルステージ 最終日(2日)◇JFE瀬戸内海GC(岡山)◇6442yd(パー72)

11月に行われた2022年プロテストの合格者20人中、予選会(QT)のファイナルステージに出場したのは13人。前半戦の出場の可能性が高まる30位以内に入ったのは3人だった。

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ルーキーで最上位の通算8アンダー4位で通過したのは21歳の大学生・荒川怜郁(れいか/中部学院大)。最終日は2バーディ、1ボギー「71」で回り、タフなコンディションでも4日間アンダーパーをマークする安定した強さを見せた。「(1次)プロテストから3、4カ月ずっと緊張の中にいたので、やっと終わったなという感じ」と長い戦いの終わりに胸をなで下ろした。

9月の1次、10月の2次、そして11月の最終プロテストを乗り越えて、12月に入ってようやくQTも終えた。「アマチュア時代は4日間競技の経験があまりなかったので貴重な体験だったし、4日間アンダーパーだったのは経験を積んで力がついたからだと思う」と自分なりに結果を分析しつつ、「もう休まなくていいと思うくらい休みたい」と笑みを浮かべる。

「ゆっくりして気持ちと体を治してから、来年のシーズンに向けてトレーニングや練習を再開したい」。まずは3月に地元・沖縄で行われる開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に万全の状態で臨む。

プロテスト2度目の挑戦でトップ合格を果たした神谷そらは、通算7アンダー7位で突破。この日は6バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「70」でプレーし、「目標の3アンダー(69)には届かなかったけど、最低限アンダー(パー)で回れることができてよかった」と振り返った。

トップ合格の資格でファーストステージが免除され、ファイナルからの出場となったことが気持ちを楽にさせたという。「(ファイナルは)攻めていくだけだと思ったので、最低限の目標はクリアできた」とプロテストに続く好成績に胸を張った。

「(プロの試合は)連戦になるので体力面の強化と、細かな技術で粗いところがたくさんある。一個一個、課題をつぶしていきたい」とオフシーズンでさらなるパワーアップを図り、「シード権を獲って、あわよくば優勝争いもできたら」と来季の抱負を語った。

通算6アンダー13位で4日間を終えた鶴瀬華月(かげつ)は最終日を「72」で回った。「今回は具体的なスコアや順位は目標にせずに、とにかく一つでも上へという思いでやっていた。プロテストからの疲れもあったけど、その目標をやりきることができて良かった」と表情を緩めた。

沖縄での開幕戦「ダイキン―」が楽しみだと話す20歳だが、「とりあえずはひと休みできたら。ひたすらゆっくりしたい」と、まずは身体と心を休めるつもりだ。「アプローチが苦手なので、もっとパーセーブできるようなアプローチを磨いていきたい」。課題のショートゲームを鍛えて臨む来季に向けては「シードが獲れるように。優勝もできたら」と青写真を描いた。(岡山県笠岡市/内山孝志朗)

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