勝みなみは2打差5位で発進した

◇国内女子◇Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 初日（17日）◇鹿児島高牧CC（鹿児島）◇6419yd（パー72）

「『ナイスバーディ』って言われたときに、ギャラリーの人がやっていたので私も返したほうがいいのかな？って思ったんですが、ちょっと恥ずかしい…。すごいミーハー感が出るので」。勝みなみは苦笑いで振り返った。

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野球のWBC（ワールドベースボールクラシック）日本代表でも定着しつつあるペッパーミル（胡椒を挽く）パフォーマンス。「小さなことでも継続すれば良いことが起きる」を意味し、開幕前日にはバーディで披露すると勝は宣言していた。しかし、雨の中を駆けつけた1741人の地元ギャラリーを前に思わず“封印”してしまったようだ。

ツアー9勝目を目指す

準決勝に進出した侍ジャパンに負けじと、7バーディ、2ボギーの「67」でプレーした。前半2番でバーディを奪うも続く3番（パー3）ではシャンクが出て、グリーンを外すボギー。4番もボギーと暗雲が垂れ込めたが、9番では5mを沈めてバーディ。後半も4つのバーディを奪った。首位と2打差の5位で発進した。

昨年大会の初日は「78」だっただけに、「11打も縮めた」と手応えもバッチリ。今大会の次の日には米ツアー「LPGAドライブオン選手権」（23日～、アリゾナ州スーパースティションマウンテンGC)出場のため海を渡るだけに好プレーでイメージをあげていきたい。

「あしたも楽しく回れたら」。ツアー9勝目に向けてペッパーミルのごとく、コツコツとバーディを積み重ねるつもりだ。（鹿児島県姶良市／玉木充）