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惜敗の比嘉真美子「戦うべきフィールドはここ」 川崎春花は悔し涙

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 最終日(26日)◇UMKCC(宮崎)◇6565yd(パー72)

首位の山内日菜子を1打差で追って迎えた最終18番(パー5)。プレーオフ進出をかけた比嘉真美子のバーディパットは、カップの一筋横を逸れていった。「入れるしかない状況、シンプルにそれだけだった。入れたかった」と肩を落とした。

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2019年以来4年ぶりの優勝を目指したこの日、後半14番でチップインバーディを決めて首位に追いつき、力強く拳を握った。「きょうの自分と、ピンチと、コースとをうまくマネジメントできたんじゃないかな」。2バーディ、1ボギー「71」のスコアを「メンタル面では落ち着いてできていた。最終日最終組でラウンドして変に緊張したりとかはなかった。ポジティブにプレーできたのはきょうの勝ち負けよりも自分にとっては大きな収穫」と振り返った。

復活Vにはあと一歩届かなかったが、久しぶりの優勝争いは「調子がここ1、2年上がらない中でのきょうだったけれど、懐かしさを感じたというか、自分の戦うべきフィールドはここにあると強く思った。ツアーのトップ選手としてまたプレーするということを引き戻していきたい」と、自らに確信をもたらした。

2位に入り、13年に初優勝を遂げた思い出の大会でもある次週「ヤマハレディースオープン葛城」(3月30日~/静岡・葛城GC山名コース)の出場権を獲得。「大好きなコースですし、自力で(出場権を)つかみとれたのはすごく価値がある」と喜びをかみ締めた。

通算3勝目をかけて単独首位から出た川崎春花は1バーディ、2ボギー「73」とスコアを落とし、通算8アンダー3位で終戦。山内に逆転優勝を許した。

ホールアウト後は目に涙があふれ、なかなか取材に答えることができなかったが、悔しい気持ちを抑えながら「自分を追い込んでしまった…」と、震える声で振り返った。

勝敗よりも過程を重視して臨んだ一日。「そんなに調子が良くなかった中で、(ショットで)つけられたチャンスを決めきれずに、流れを全くつかめずに(スコアを)落としてしまった。過程もそうですし、結果も全然、まだまだ」。この涙が、19歳をさらに強くする。(宮崎市/内山孝志朗)

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