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岩井ツインズ 今季国内メジャー初戦で海外メジャー同時出場に思いを馳せる

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 事前(3日)◇茨城GC西コース◇6780yd(パー72)

待望のツアー初優勝を3週前に飾った岩井明愛が、今大会に初出場する。去年はQTランク70位で現地待機したが、出場できず「みんな試合に出られていていいなー」と悔しかった記憶がある。

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「試合に出られること自体がうれしいですね。コース?綺麗ですね」。開幕前日はプロアマ戦に出場し、最終調整を行った。メジャー仕様で70ミリの深さに設定されたラフを体感し「グリーン奥に行っちゃうと難しいので、攻めつつも難しいパットが残らないように」と警戒した。

現在88位の世界ランキングを上げたい。双子の妹・千怜が5月1日時点で同ランク75位に滑り込み、7月6日開幕のメジャー「全米女子オープン」(カリフォルニア州・ペブルビーチGL)の出場権を得た。明愛は「2人揃って出たい」と言い、今月29日の日本地区予選(千葉・房総CC)にエントリーしているが、今大会優勝などで好成績を続けて同ランクをぐいぐい上げていけば、7月3日時点の同ランク75位以内という出場ルートもある。

明愛はこの日、190ydの13番パー3を「距離が長い分、難しい」とキーポイントに挙げ、その前の12番(パー5/515yd)を風次第で2オンさせられる“チャンスホール”と分析するなど「まずは予選通過を目指して」と言い、上位進出への意欲をちらつかせた。

一方、一足先に大舞台の切符を手にした千怜は「うれしかった。先週の最後のホールはバーディだったけど、もしパーだったら76位だったかも」と喜んだ。

昨季ツアー2勝の千怜は今季未勝利ながら、2週前の「フジサンケイレディス」2位、前週の「パナソニックオープンレディース」4位と調子は上向きだ。「一打一打集中して、見ている人が笑顔になるように自分も楽しんでプレー出来たら」。シーズン中のトレーニングなどいつも行動をともにする2人が海外メジャーへの思いを胸にしのばせ、今季国内メジャー初戦を迎える。(茨城県つくばみらい市/石井操)

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