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宮澤美咲が初出場のメジャーで首位発進 20歳にかかる快挙は?

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 初日(4日)◇茨城GC西コース◇6780yd(パー72)

今大会が公式戦初出場となる宮澤美咲が4バーディ、2ボギーの「70」で回って単独首位発進を決めた。2021年11月のプロテストに合格してツアーメンバーになった20歳は、昨季に下部ステップアップツアーで賞金ランキング2位になり、今季1回目のリランキング(6月「ニチレイレディス」終了後)までの出場権を獲得した。

「色んな方にメジャーってどんな感じって聞いたら、やっぱり最後に『でもメジャーだからね』って。難しいんだろうなと思ってスタートしました」。緊張交じりでプレーに入りながらも、14ホール中12ホールでフェアウェイをキープした。前週に替えたドライバーのシャフトを元に戻したことも、好調な滑り出しにつながったという。

北海道出身とあり冬季は「ショット練習しかできない」なかで、今年は1月に2週間ほど鹿児島、2月の始めごろに宮古島で過ごし、アプローチ、パターとショートゲームを強化。それまで50度と56度だったロフト角のウェッジを、58度も投入できるように取り組んできた。後半17番(パー5)では、78ydからその58度でピン奥1.5mにつけてバーディを奪取。単独首位の座をつかみ取った。

今季の目標は、まずはシーズン後半戦の出場権の獲得。そのあとに目指すシード権に向けても、今大会で活躍できれば達成に向けて大きな一歩になる。「まずは今日みたいなプレーができたらいいんですけど、そんなにうまくはいかないと思う。フェアウェイに置いて、ピンが手前だったら花道でもいいや、の感覚で。攻め過ぎず守り過ぎずみたいな感じでいけたら」と意気込んだ。

日本人選手で公式戦初出場で初優勝をしたのは、2016年「日本女子オープン」をアマチュアで制した畑岡奈紗のみ。史上2人目の偉業もかかっている。(茨城県つくばみらい市/石井操)

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