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「完璧なゴルフ」 佐久間朱莉が初Vへ2位浮上

◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 2日目(26日)◇グランディ浜名湖GC(静岡)◇6500yd(パー72)◇晴れ(観衆2567人)

今週の舞台、グランディ浜名湖GCでは多くの“初優勝”が誕生した。2004年の本大会を制した茂木宏美から始まり、19年大会の原英莉花もそうだった。男子ツアーでは、2回開催された「とおとうみ浜松オープン」を制した小林正則(11年)とジェイ・チョイ(12年)も、ともに初タイトルだった。

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今大会でもまた、初の頂点を狙う佐久間朱莉が好位置で決勝ラウンドに臨む。6位から出てノーボギーの7バーディ「65」をマーク。通算11アンダー2位に浮上した。

比較的風が穏やかな午前スタートだったこの日は、2桁アンダーを目標にティオフした。前半12番(パー3)で2mのバーディパットを沈めると、続く13番でも4mを沈めて2連続バーディとした。16番(パー5)で着実にスコアを伸ばすと、18番では7mのバーディパットをねじ込んだ。

4アンダー「32」で回った前半の勢いそのままに、後半も4番(パー5)、6番、8番を獲るなど快調にスコアを伸ばした。最終9番(パー5)では3打目をグリーン右に外したが、10ydのアプローチを50cmに寄せて、パーセーブで締めた。

「パットもショットも良かったし、きのうに比べたら風もなくて優しかった。でも途中で風が吹いてくる場面もあったので、注意しながら回っていた。予選ラウンドは完璧なゴルフだった」と胸を張った。

今季はここまで12試合に出場してトップ10入りが3回。3月の「明治安田生命レディス」では初日単独首位で飛び出したが、2日目以降に崩れた苦い記憶もある。

「あの時は自分のスコアで一喜一憂していた。伸ばし合いの今週はボギーが先に来ても焦らずに、バーディが来るのを待っている」とメンタル面での成長に胸を張った。

首位の岩井千怜と1打差で迎える週末。「(3日目は)スタートが遅いので風が吹いてくる。耐えのゴルフが好きなので、ボギーが先行しても焦らずにスコアメークしていきたい」。今年もニューヒロインの誕生なるか。(静岡県浜松市/内山孝志朗)

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