日本女子ツアーの歴代女王を振り返る
2023年 アース・モンダミンカップ
期間:06/22〜06/25 場所:カメリアヒルズCC(千葉)
山下美夢有は逃げ切れず10位 「全米女子オープン」へショートゲーム修正
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(25日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6650yd(パー72)
山下美夢有は2バーディ、2ボギーの「72」でプレー。首位から出たが伸ばせずに通算10アンダー10位に終わった。
<< 下に続く >>
直近5戦3勝と好調だったが、今季5勝目となる2週連続優勝とはならなかった。
「バーディもなかなか取れない感じ。チャンスについても決まらない。流れも良くない一日だった」
前半2番でバーディを奪ったが、続く3番では1mを外してボギーをたたいた。「どっかでパターが入ると流れも変わっていたのかな」。この日は33パットだった。
次週の国内ツアー「資生堂 レディス」は出場せずに、2週後の海外メジャー「全米女子オープン」(カリフォルニア州・ペブルビーチGL)に照準を合わせる。
海外メジャーであっても“出場するだけでは意味がない”というのが、山下とコーチの父勝臣さんの考え方。だから「シェブロン選手権」「全米女子プロ」の出場を見合わせ、調子を上げてきた。満を持して今季自身初の海外メジャー参戦になる。「全然日本と環境が違うので体調管理といい状態で挑めるように。ダメだったところをしっかりと直していきたい。ショートゲームがあまり良くない」と気持ちを切り替えた。
稲見萌寧は「71」で回り、通算10アンダー10位。3月「Tポイント×ENEOSゴルフ」(3位)以来、12戦ぶりのトップ10に入った。
「だんだん良くなってきている。もうちょっと上位に行きたかったが、今できることは頑張った」。前半1オーバーで折り返したが、13番からは3連続バーディと盛り返した。
大会を通じてパーオン率は74%(53/72)を記録。2020-21年シーズンの女王が復調の気配だ。(千葉県袖ケ浦市/玉木充)