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予想外の大雨でも「68」 ツアー初Vへ櫻井心那が1打差で最終日へ

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 3日目(1日)◇戸塚CC西コース(神奈川)◇6605yd(パー72)◇雨(観衆4902人)

「ポツポツの小雨くらいだと思っていたけど…。みんなもビックリしていました」。予想外の“どしゃ降り”に、櫻井心那は驚いた。

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「嫌いではない。グリーンが止まるので周りはスコアが出やすいんですけど、私はスコアを伸ばせるイメージがない。耐えられるけど、伸ばせない」と雨中でプレーする印象を語る。そんな中でも「きょうは伸ばせて意外でした」と振り返った。

前半の6番で9mのバーディパットを沈めると、続く7番(パー5)でも5mを決めて2連続。9番で唯一のボギーをたたいたが、13番(パー5)で4m、14番(パー3)では3m、16番では8mのバーディパットを流し込み、「パッティングに助けられて」リーダーボードを駆け上がった。

15位から出て、5バーディ、1ボギーの「68」で首位と1打差の5位に浮上した。今週の月、火曜には同郷の園田謙介コーチから指導を受けて、100yd以内のショートゲーム力向上に取り組んだという。

「距離感はまだ合ってないけど、(ヘッドの)入りが良くなった。当たりも厚くなったので、今週で完璧になるわけではないけど、1、2カ月後には距離感が合ってくれば」と今後の戦いも見据える。

昨年は下部ステップアップツアーで史上初の年間5勝を遂げた。初優勝の時は自身や周りのスコアを意識していたというが、2勝目以降は「目標のスコアを決めて、バーディを獲るプランを立てて自分のプレーに集中した」とスコアボードを見ないようにしていたという。

昨年のレギュラーツアー「北海道meijiカップ」でも優勝争いは経験している。レギュラー初Vを狙う最終日も昨年の“勝ち方”を徹底するつもりだ。「一緒の感じでできたら。絶対緊張はすると思うけど、経験だと思って楽しんでプレーできたら」と意気込んだ。(横浜市旭区/内山孝志朗)

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