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欧米で学んだ“新しい引き出し” 西郷真央が自己ベスト「63」

◇国内女子◇CAT Ladies 初日(18日)◇大箱根CC(神奈川県)◇6638yd(パー72)◇晴れ(観衆2339人)

「“向こう”だとフェアウェイがグリーン周りと比べれば硬かったりする。バウンスで弾かれてうまく打てないとなった時に番手をあげて、このランニングアプローチを使うことが多い」

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前週の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」(36位)帰りの西郷真央が振り返ったのが最終18番(パー5)だ。

「2段グリーンの下から48度(のウェッジ)で転がしてうまく打てた。日本では全部サンドウェッジでやってしまうことが多かったが、そういった“新しい引き出し”が増えたことによっていろんな可能性を出せるようになって、すごく良い傾向にある」。3打目をピンに絡めて9つ目のバーディを奪って笑顔を見せた。

今季は国内ツアーも戦いながら、海外メジャー全5試合に出場し、3試合で予選を通過。昨年末からはティショットの不振に苦しみながらも厳しい米ツアーで経験値を積んできた。

ボギーなし9バーディ「63」で自己ベストと大会コースレコード(2022年の山下美夢有「64」)を更新した。昨年10月「樋口久子 三菱電機レディス」以来の首位発進も決めた。

「特に調子が良かったときほど欲張らず冷静にプレーできた。こういったゴルフを継続できるように目の前の課題に取り組んでいきたい」

2024年の米女子ツアー出場権をかけた予選会にも参戦を表明しているだけに、結果とともに内容にもこだわる。(神奈川県箱根町/玉木充)

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