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「妹と一騎打ち」 神谷そらと芦原の思い出

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 事前(26日)◇芦原GC海C(福井)◇6528yd(パー72)

追って来る妹との真剣勝負を思い出すと、「ちょっと怖かった(笑)」と神谷そらは振り返った。本コースは、昨年5月「中部女子アマ」で妹の神谷ももと優勝争いを演じた場所。「いい思い出がある。またここで勝ちたいなと思います」と今年の日本女子オープンへの思い入れは人一倍強い。

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中部女子アマでは、妹に2打差をつけて単独首位で最終日を迎え同組で競い合った。序盤こそ姉妹の会話はあったものの、ももの追い上げを受けて次第に言葉数も少なくなる。4打差をつけて最終ホールを迎えたが、ティショットを左に曲げてまさかのOB。「余裕で勝てるはずがギリギリでした」と1打差で逃げ切った。

今年は「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」覇者として芦原に戻って来た。国内メジャー連覇がかかる中、コンディションを問われれば万全とは言えない。2週前の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」は体調不良で本戦スタート前に棄権。前週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では予選落ちした。

薬を服用し、疲れを溜めないよう心掛ける日々が続いている。「まだ体調も整っていないし、ショットの調子も良いわけじゃない」と話したが、思い出のコースで成績を残したい思いは強い。

この日はプロアマで18ホールを回ってコースチェック。コース改修によって中部女子アマ当時とは変わっている部分があるが、「引き出しをフルに使って頑張りたい」と意気込んだ。コースを回りながら毎ホール、あの日の記憶がよみがえった。「妹がここから(パットを)入れたなっていうのを全部思いだした」。妹との一騎打ちを思い出すと気が引き締まる。(福井県あわら市/谷口愛純)

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