イ・ボミは通算10オーバーで大会を終えた

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(14日)◇東急セブンハンドレッドクラブ（千葉県）◇6679yd（パー72）◇晴れ（観衆3874人）

2015、16年と2年連続で賞金女王に輝いたイ・ボミ(韓国)は「78」でプレーし、通算10オーバー。下から2番目となる95位で予選落ちを喫した。「きょうは良いゴルフを見せたかった。スイングも迷っていたが、一生懸命頑張りました」

＜＜　下に続く　＞＞

今季限りでの日本ツアー撤退を表明しており、次週「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」 (兵庫・マスターズGC) が日本でのラストマッチとなるだけに、多くのギャラリーが声援を送った。「応援してくださるけど、今できるショットしかできないから、本当に悔しくて。申し訳ない気持ちが強い」と涙目で振り返った。

次週に向けて「きょうの夜からちゃんと寝ることができるのか。一打一打、本当に最後と思って。運も欲しいし、良いことだけ考えて、思い出したい」と必死に気持ちを切り替えた。

多くのギャラリーがイ・ボミのプレーを見守った

大会最多4勝を誇り、2000年から6年連続で賞金女王に輝いた不動裕理も通算14オーバーで最下位の96位で予選落ちを喫した。

インコースからスタートし、12番、16番（パー5）でバーディを奪った。それでも5番と9番でダブルボギーをたたくなど「77」で終えた。

ツアー通算50勝の名手が「初日最下位」「最下位で予選落ち」となったのはプロ28年目、ツアー通算482試合目（予選カットのない大会も含む）にして、いずれも初めて。今季は7試合プレーしたが、6試合で予選落ちし、1試合で失格と調子はあがらず。それでもホールアウト後はサインで集まったファンを喜ばせた。（千葉市緑区／玉木充）