山下美夢有「忘れない試合」 岩井姉妹とのプレーオフ惜敗から急加速
2024年 RKB×三井松島レディス
期間:05/10〜05/12 場所:福岡CC和白C(福岡)
全米女子OPへ弾みを 鈴木愛は「パパーッと」バースデーウィークV狙う
◇国内女子◇RKB×三井松島レディス 事前(9日)◇福岡CC 和白コース(福岡)◇6305yd(パー72)
開幕前日の9日に30歳の誕生日を迎えた鈴木愛が“バースデーウィークV”を誓った。「好きなコースだし、勝って全米へ」。2017、18年に続く大会3勝目で「全米女子オープン」(5月30日開幕、ペンシルベニア州ランカスターCC)へ弾みをつける。
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きのうは、今大会の解説を務めたことが縁で親しくなった女子プロゴルファーの先輩、川原由維に誕生日を祝ってもらった。「さつまいもが大好きなんですけど、安納芋の天ぷらがすごく美味しくて。一人前は少ないんですけど、ひとりで三人前も食べました」と上機嫌だ。
前週の国内メジャーはグリーン上で苦しみ50位に終わったが、ショットは今週加えた調整でさらに磨きがかかった。インサイドから入り過ぎていた軌道をややアウトからにし、かぶり気味でインパクトしていたフェース向きも調整。「だいぶショットが見違えた」と、この日のプロアマ戦は「ほぼミスショットがなかった」と自賛した。
一方、状態自体は上がっているというパットの不調をパターに見出し、先週まで使っていたセンターシャフトモデルをエースパター「ピン PLD ミルド ANSER2」に戻した。「センターシャフトのモデルだと切り返しのテンポが合わなくなったので、きのうから状態の良いときに使うエースに替えてフィーリングがだいぶ良くなってきた」。開幕を前に、戦闘準備は整った。
好相性のコースに加え、今週が3日間大会であることも優勝への意欲を後押しする。3週後に「全米女子オープン」が控えることに加え、国内ツアーも4日間大会が多く続く。なるべく体力を温存しつつ、短期集中でタイトルを獲りたい考えだ。「休めるときになるべく休みたいし、3日間の時にパパーッと勝ってポイントを貯めたい」とプランを掲げた。
鈴木はメジャー前週の「リゾートトラスト レディス」を欠場し、帰国翌週の「宮里藍 サントリーレディス」から日本ツアーに復帰する予定。(福岡市東区/塚田達也)