「リゾートトラスト レディス」リーダーボード
2024年 リゾートトラスト レディス
期間:05/23〜05/26 場所:関西GC(兵庫)
高木優奈「貧乏性なので…」 初ホールインワン“記念球”がまさかの池ポチャ
◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 初日(23日)◇関西GC(兵庫)◇6545yd(パー72)◇曇り(観衆2689人)
高木優奈が思わず両手を上げた。157ydの前半8番(パー3)、157ydで7番アイアンを振り抜くと、ボールは7m手前から転がってカップインした。自身ツアー初のホールインワン達成だ。
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「ラインだけは出ていたが、弱いかなと思った。良いところに落ちた」と笑顔。昨年の海外メジャー「全米女子オープン」日本予選会の練習ラウンド以来、人生で2度目のエースだった。
最終日なら副賞の800万円をゲットできたが、「キャディさんだけ(初日は)『やめて!』と言っていましたが、私は入れって思っていた」という願いも通じ、同組の濱田茉優、河本結とハイタッチ。大会主催のリゾートトラストから賞金30万円が贈られた。
ただ、その“記念球”は手元にない。その後も同じボールを使い続けると、10番(パー5)で打ったティショットが左サイドの池に吸い込まれた。記念球がまさかの池ポチャとなってしまった。
「キャディさんから『ボールを(記念に)とっておく?』って聞かれましたが、新しいボールを出すほうがもったいない。まだ貧乏性が抜けなくて…。いくらたくさんボールをいただけても、もったいない」
その10番は4オン1パットのパーで切り抜けた。パーパットは6mをねじ込んでガッツポーズ。1イーグル1バーディ、1ボギーの「70」で回り、2アンダー17位で発進した。
ルーキーとして臨む今シーズンは12試合をプレーして予選落ちは6試合。前週「ブリヂストンレディス」は2位で決勝に進んだが、週末に「74」「72」とスコアを落として7位で終えた。
「全体的な結果で見ると“良し”としてあげないと。褒めてあげられるところを自分でピックアップして褒めたい」。自らを鼓舞しながら、ツアー初優勝へひとつずつ課題を解決していく。(兵庫県三木市/玉木充)