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「自分のゴルフを見失っていた」 11試合で10試合予選落ち・橋添穂が乗り越えた“苦悩”

◇国内女子◇ヨネックスレディス 初日(31日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆1941人)

昨年の下部ステップアップツアー「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」でプロ初優勝を挙げ、今年からレギュラーツアーに本格参戦するプロ4年目の23歳・橋添穂が好スタートを切った。

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QTランキング33位の資格で戦う今季は開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」から5試合連続で予選落ち。スタートダッシュに失敗し、3週前の「RKB×三井松島レディス」までの11試合では、予選通過はわずか1回だった。「あんまり悩むタイプではなかったんですけど…。開幕から自分のゴルフを見失っていた。調子が上がらない中で課題に追われるような日々を送っていた」と苦悩の時期を振り返る。

左へ巻くように曲がるミスショットに悩まされていたというが、光明が差したきっかけは1カ月ほど前に替えたパターにあった。「今まで使っていたマレットよりも少し大きめの物にしたらパッティングが良くなって、それに伴ってショットも良くなった。ちゃんと“ゴルフ”ができるようになってきた」。グリーンでのパフォーマンス向上がショットに好影響を及ぼした。

オフの日は、プロテスト同期の内田ことこと映画やディズニーランドに行ってリフレッシュする。ゴルフ場の外ではゴルフのことを考えないよう、切り替えを大事にしているという。

2週前「ブリヂストンレディス」から2週連続で予選通過すると、この日は5アンダー、1ボギーでレギュラーツアーでの自己ベスト「68」をマーク。首位と1打差の4位発進を決めた。

「ニチレイレディス」(14日開幕/千葉・袖ヶ浦CC新袖C)終了後には第1回リランキングが行われる。26日付の暫定リランキングは49位。今週はメルセデスランク上位勢が「全米女子オープン」に参戦しているだけに、少しでも多くのポイントを稼ぎたい。

「いい滑り出しができた。チャンスと言えばチャンスなので、こういう時に上位を目指して頑張りたい。一打一打、最善がどれかを選びながらやっていきたい」。まずは中盤戦以降の“職場確保”に全力を注ぐ。(新潟県長岡市/内山孝志朗)

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