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ショットとパットの“コーチ二刀流” ルーキー菅楓華が「66」でV戦線へ

◇国内女子◇ヨネックスレディス 2日目(1日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)◇晴れ(観衆3329人)

ルーキー菅楓華が7バーディ、1ボギーでツアーベスト「66」で通算8アンダー6位に浮上した。1番で3m、3番と4番で1mの決めるべきチャンスを確実にものにし、後半は13番で5m、14番で6mと“いい距離”のバーディパットをねじ込んだ。

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「最初のバーディでパターが入る気が一日中していたのでしっかりカップを狙えた。ストレスが溜まることなく18ホール回れました」。会心のラウンドに手応えをにじませた。

昨年12月の最終QTは過少申告による失格で“幻のQT5位”となり、今季ツアー前半戦の出場権を取り逃がした。しかし、実力は本物だ。主催者推薦で出場した3月のツアーデビュー戦「Vポイント×ENEOS」で7位、2戦目「アクサレディス」は予選落ちしたが、「RKB×三井松島レディス」も予選通過(47位)。4戦目の今週はマンデートーナメント(主催者推薦選考会)を突破し、首位と4打差の“V圏内”で最終日を迎える。

「最初のVポイントで自信がついたので、それで勢いに乗っていけている感じはある」。高校時代から師事していたコーチに加え、今季からパッティング専門の平田智コーチに師事。グリーン上のパフォーマンス向上に力を注いできた。

マンデー突破からの優勝となれば、ツアー史上初の“下剋上”になる。「優勝はあまり意識せず、自分のプレーに集中していっぱいポイントを稼ぎたい。悔いの残らないラウンドにしたい」。まずは2週後の「ニチレイレディス」終了時の第1回リランキングで現在の暫定36位を少しでも上げて、ツアー中盤戦の出場権を確保したい。

5月に19歳になったばかりのルーキーが、冷静にラスト18ホールを見据えている。(新潟県長岡市/内山孝志朗)

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