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日米“221試合皆勤”の鉄人 小祝さくらが4&5連続バーディで「63」

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープン 初日(6日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6526yd(パー72)

スタート10番からチャンスを3つ外し、小祝さくらにスイッチが入った。8mを放り込んだ13番から4連続バーディ。18番から、折り返しの1番(パー5)で4mに2オンさせたイーグル逃しを含む5連続。10アンダーで迎えた最終9番で7mから3パットのボギーをたたいたが、怒とうのバーディラッシュで「63」をマークした。

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なのに、会心のプレーではない。「最後の最後だけミスパットしちゃいました」と少しバツが悪そうだ。

前週、3度目の「全米女子オープン」で初のトップ10フィニッシュ(9位)を決めたのが現地時間2日。開催地のペンシルベニア州を出発後、約3時間の最初のフライトは寝て、乗り継ぎ後に日本に向かう約13時間のフライトは「最初の2、3時間だけ寝て、後は頑張って起きて」と時差ボケ対策のマネジメントをしたという。

おかげで前夜は午後10時に就寝。「朝だ!」と思って一度だけ午前0時に目が覚めたが、その後は午前4時半までぐっすり寝た。

「朝はすごいスッキリして目が覚めた。脚の疲れはすごく感じるんですけど、体は大丈夫です」とケロッとしたものだ。

プロテスト合格翌年の2018年開幕戦から、国内ツアー競技を欠場したのは22、24年の全米女子と同週開催の2試合だけ。今大会で“221試合皆勤”の連続出場は国内で記録に残らないが、表純子のツアー記録241試合に次ぐ2位相当。途中の太平洋往復移動を考えたら、それ以上の価値とも言える。

日本に戻ってきて、不思議なプラス材料もある。4月に26歳となった今季から出始めた花粉症が渡米後、一気に悪化した。鼻水に加え、くしゃみがひどくなり、頭痛にも悩まされた。「アメリカにも花粉があるとは思わなかったです」。それが帰国後、ピタリと止まった。

「最後の4ホールになって急にティショットが曲がりだしたんです。ドライバーだけですが(原因は)今のところちょっとわからないです」。残り54ホール。“鉄人”の不安材料は、それだけだ。(神戸市北区/加藤裕一)

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