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櫻井心那「後半戦も戦っていける」 今季ベスト2位

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 最終日(7日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6667yd(パー72)◇曇り(観衆2030人)

ツアー4勝の櫻井心那にとって勝てなかった悔しさはある。しかし、3バーディ、ボギーなしの「69」で回って、通算14アンダー今季ベストの2位で終え、「負けてしまったけど、いい成績で終われて少しホッとしている部分と後半戦も戦っていけるなという自信が確信になった」と今回の優勝争いに胸を張った。

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首位を走る川崎春花に4打ビハインドで迎えた最終日。前半は5番(パー3)でピン手前3mにつけて奪ったバーディが1つのみ。そして、スコアを伸ばしたかった11番、12番(ともにパー5)でパーを並べ、「12番まで自分に苛立ってしまった」と反省が口をついた。それでも、13番で4mのバーディパットを沈め、14番(パー3)は6m弱をねじ込み、気持ちを立て直した。

「15番でバンカーに入れて寄せられなかったけど、3mぐらいのパーパットを決められて。そういうところも、良かった時の感覚というか。4打差あったけど優勝争いしている感覚で良かった」

緊迫感が高まった状態でのプレーでも集中できた喜びは大きい。ツアー史上初の同学年・同期の3人による最終日最終組を味わい、「同世代で負けたくない気持ちはいつも以上に強かったし、気持ちでは私も負けていないつもりだったけど、(川崎は)強かったです。追いかける立場であのゴルフをされたら勝てない」と勝者を称えた。

同じく優勝争いを演じた尾関彩美悠も「すごく良い刺激をもらえた気がする」と語った。「今日は本当にパターが思ったところに打てているけど入らなくて。ラインの読みが合っていなかったのかな」と一時は川崎に1打差としただけに、肩を落とした。

「一番もったいなかったのは15番。2mあるかないかで外して。決めたいときのパットが入らなかった」と振り返った。最後の18番をボギーで締めくくったのも心残りだ。

それでも、最終日は3バーディ、1ボギーの「70」で回り、通算13アンダー3位フィニッシュ。最終組がトップ3に入る形で終わった。「前半は安定していた。そこは去年に比べて成長していると思う。あとはしっかり優勝争いで勝てるようになりたい」と今回の悔しさを糧にして2勝目を誓った。(札幌市南区/石井操)

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