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「ちょっとは自信になったかもしれない」 宮澤美咲は地元・北海道で自己ベスト4位

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日(25日)◇桂GC (北海道)◇6651yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆1400人)

初優勝に手が届く位置で迎えた17番。左バンカーからの2打目がアゴに当たって出ず、宮澤美咲は申し訳なさそうに笑った。「3打目も怖くて砂を取りすぎたんですけど、なんとかまっすぐ行った」とフェアウェイに出して、4オン2パットのダブルボギー。優勝に2打足りず、通算10アンダー4位で地元北海道の大会を終えた。

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地元の応援団に見守られてスタートしたこの日、ギャラリーに向かって深々とお辞儀をする顔には笑顔が浮かんでいたが、ずっと緊張は取れなかった。「久しぶりに良い位置で、地元で、いつもよりギャラリーさんも多い。まっすぐ行くか、心配で心配で」。スタートホールはしっかりパーオンに成功したが、奥のピンに対して手前に着弾。「緊張していたのかも」とバーディパットも打ちきれず、3パットのボギーが先行した。

出鼻をくじかれたが、これで張りつめていたものは少しほぐれた。2番でバウンスバックを決めると、5番(パー3)はピンに絡めるショットでバーディ。9番でミドルパットを決めて観客からの声援に丁寧に頭を下げると、首位と1打差単独2位で後半に入った。

17番でスコアを落とすまでは、7ホールをパーで切り抜けて優勝争いに食らいついた。ダブルボギーで失速したが、「最後はバーディで上がろうって、キャディさんと話していた」とピンを狙ったショットを手前2mに落としてバーディ締め。「ダボはあったけど、良かったです」と息をついた。

優勝は逃したが、4位タイはレギュラーツアーでの自己ベスト。北海道で5位に入った昨年「ミネベアミツミレディス」から、またひとつ成長した姿を見せられた。「最近は予選落ちも続いたり、ショットが曲がったりしていたけど、きょうはまっすぐ行ってくれた。来週からも上位に行けるよう、ちょっとは自信になったかもしれない」。控え目な笑顔で、今年最後の北海道での試合を終えた。(北海道苫小牧市/谷口愛純)

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