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「錯覚を起こして」“直ドラ”披露 藤田さいきは20年連続出場

◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 3日目(7日)◇かねひで喜瀬CC(沖縄)◇6670yd(パー72)◇曇り(観衆2496人)

2010年大会覇者の藤田さいきが5バーディ、ボギーなしの「67」で回り、通算12アンダー3位で最終日を残した。湿度70%を超える蒸し暑さの中でのラウンドも「途中、記憶が飛んでいます」と軽快に振り返った。

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今大会に初めて出場したのは2005年のとき。そこから出場し続け、気づけば出場選手では最長の20年目。この日同組で回った全美貞(韓国)も同じ出場記録を持つ。記録をさかのぼれば、最多連続出場は岡田美智子が持つ35回と記録更新には遠いが、コツコツと継続してきたことの証明。「ありがたいです」と謙虚に喜んだ。

38歳の藤田にとっても、今週のパスパラムという芝は「初めて」だという。当地には今年1月のオフで来ており、2ラウンド確認した。

「でも、時期が違うのでその時と全然違う。カートにも乗っていたから歩くツラさも知らなかった」と豪快に笑う。グリーンは「考えすぎても、考えなくてもダメ。メジャーなのでやっぱりそこは難しい。ハワイに行ったことないから知らないけど、ハワイっぽいと聞いたので(気持ちは)海外みたいな感じでプレーしています」と新鮮さは変わらないようだ。

歴代チャンピオンの仲間入りとなった、14年前の奈良のグランデージGCでのプレーを思い返すと「あの時は勢いがあった」とうなずく。時間が流れ、「そんな勢いはもう今はない。ないけど、正直楽しいなって回れている」とリラックスできているのも連日の好スコアにつながっているのかもしれない。

最終18番(パー5)では2打目で“直ドラ”を披露した。残り15yd前後につけて、そこからピンそばにつけてバーディを奪取した。「すんごい若い時に(直ドラを)一回やったぐらいだったけど、予選2日間で(岩井)明愛ちゃんのゴルフを見て、“いけるんじゃないか”って錯覚を起こしてやった」とチャレンジ精神を見せた。

初日「69」、2日目「68」と右肩上がりのスコアでつないできて、首位・竹田麗央との差は4打。38歳291日での優勝は国内メジャーでは8番目の年長記録となるが、逆転優勝は狙える位置だ。(沖縄県名護市/石井操)

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