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優勝パットのイメトレも完了 河本結は黄金世代“6連覇”へ意欲満々

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 初日(26日)◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72)◇晴れ

河本結は、すでに大会最終日に着るウェアも決めているそうだ。「(チャンピオン)ブレザーに合うかなと思って、黒いウェアをイメージしてるので。お楽しみに」と茶目っ気たっぷりに笑った。ブレザーにそでを通す前、18番グリーンでの優勝の瞬間も「これ(1mもない)くらいのパットを決めて…みたいな。もう、超鮮明に」思い描いているという。

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それだけ具体的なイメージを描けるのは、万全の状態で臨めている裏返し。8月の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」を控えた頃から胃腸炎になり、帰国後の「ソニー日本女子プロ選手権」でも扁桃炎に悩まされた。それでも「この大会で勝ちたいというのもあった」と話すように、ナショナルオープンに間に合わせるために食事とトレーニングで必死の調整を続けてきた。

「やっと戻った感じで試合に入ってこられている。優勝している自分もイメージが湧きやすい」。7週前の「NEC軽井沢72」で5年ぶりの復活Vを飾る前もそうだった。「成績を残して順位的にも“下準備”があって、自信を持って(優勝前週の)meiji、NECと入っていけた」。2試合連続トップ10で迎えた「北海道meijiカップ」で2位となった翌週の歓喜には、確かな予感があった。

初日のティショットでフェアウェイを外したのはファーストカットに入ったホールだけ。危なげなくゲームを組み立て、6mのスライスラインを流し込んだ前半14番でバーディが先行した。砲台グリーンの奥に外した3番をボギーにしたが、そこから2バーディで反撃。421ydと長いパー4の7番も205ydほど残ったセカンドを3UTでグリーンに乗せ、手前から8mを決めきった。

畑岡奈紗が大会史上初のアマチュア優勝を飾った2016年を含め直近8大会のうち7大会で同学年の黄金世代が女子ゴルファー日本一の称号に輝いてきた。19年からは畑岡、原英莉花勝みなみの3人で“5連覇”中でもある。「それ、聞きました。乗っかりたい」とうなずき、かねて抱いてきたビッグタイトルへの強い気持ちを明かす。「やっぱりカッコいいですよね。チャンピオンズディナーがある試合って、なかなかないじゃないですか。それに参加したいなって」

2アンダー「70」で上々のスタート。チャンピオンズディナーに出席する自分のイメージトレーニングについて「いや、そこまでは…」と笑いつつ、「優勝トロフィーを掲げられるように、今から明日の準備を徹底して過ごしていきたい」。午前組でのプレーを終えた直後から、午後組となる2日目のプレーに気持ちを向けた。(茨城県坂東市/亀山泰宏)

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