マキロイと、馬刺しと 佐久間朱莉の初のディフェンディング大会へのゲン担ぎ
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 事前(16日)◇熊本空港CC(熊本)◇6595yd(パー72)
開幕2日前、雨脚が弱まった時間帯を見て、佐久間朱莉は記念の植樹式を行った。昨年大会で悲願のツアー初優勝。ここは年間女王に輝いたシーズンの“始まりの場所”。「1年、早かったな…というのと、優勝したところに戻ってこられてうれしい気持ちがあります。『なんであんなにパットが入ったんだろう…』って思います」と、笑顔でコースを見渡した。
開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で今季初勝利を挙げ、ディフェンディングチャンピオンとして臨む今大会を前に、年間ポイントレースのトップに再浮上してきた。「何かが良くなると、また何かが悪くなる…の繰り返し」という状態にして、前週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」を2位で終えた。「最後まであきらめず、17番、18番でバーディを獲れたのは良かった」と調子に左右されず残せた成績がまた自信になった。
同じ週、海の向こうでは大好きなロリー・マキロイ(北アイルランド)が史上4人目の「マスターズ」連覇を遂げた。キャリアグランドスラムを達成した昨年とは違い、佐久間はうれし泣きこそしなかったが、受けた刺激はたっぷり。中盤に勢いを取り戻すきっかけになった、後半12番(パー3)のティショット直前の間合いに感嘆した。
熊本では珍しくゲン担ぎもするつもり。「去年、初めて(名物の)馬刺しを食べて勝ったので、きょうは馬刺しを食べに行きます」。舞台は違っても、ゲームで2年連続優勝を狙う立場は憧れの人と同じ。「マキロイは『自分はもうグリーンジャケットを持っている』という気持ちでプレーする。私も(去年)勝ったので、そのつもりでプレーしたい」と意気込んだ。(熊本県菊陽町/桂川洋一)