「焦りや不安しかない」 18歳ルーキー伊藤愛華が抱える理想と現実のギャップ
◇国内女子◇ニチレイレディス 事前(18日)◇袖ヶ浦CC・新袖C(千葉)◇6590yd(パー72)
注目のルーキーがプロの世界の厳しさに直面している。昨年のプロテスト1位通過の18歳、伊藤愛華はQTランキング16位で前半戦の出場権を獲得。鳴り物入りで飛び込んだが、13試合中11回が予選落ちと思うように結果を残せていない。
はじめは緊張の中のプレーだったという。4月「ヤマハレディース葛城」では首位発進を決めながら、以降スコアを伸ばせず結果は36位。「自分の思い描いていたようなスタートを切れていない。内心、焦りや不安しかないです」と本音を漏らす。3月に高校を卒業したばかりだが、ひとたびコースに出ればベテランもルーキーも同じ土俵で戦う世界。「(不安を)プレーに出していたら良いスコアにはつながらない」と精進するしかない。
心技ともに試行錯誤を続ける中、2週前「ヨネックスレディス」で今季自己最高の19位に入った。初日59位と出遅れながら、残り2日間「70」を並べた。「無駄なミスが少なく、メンタル的にも余計なことを考えずに、自分のやることのみに集中してやれた。やるべきことをしっかりやれば、結果につながるんだという自信にはなった」と手応えがあった。
本大会終了後には、シード選手と今季優勝者を除く選手を対象に第1回リランキングが実施される。昨年実績ではランク42位までが、第2回リランキング実施前の9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」までの13大会にフル出場できた。現在52位の伊藤にとって、少しでも上の順位が求められる。
「(順位は)把握はしています」と理解しながら、必要以上には気負わない。リランキングに関わらず、今週はトップ10を目標にする。「いろんな方の支えもある。ポジティブに考えながら、すぐに結果が出るかは分からないけど、近い将来の優勝のために今は精一杯頑張りたい」。18歳は自分を信じて突き進む。(千葉市若葉区/安平賢太郎)