リランキング一発クリアもプレーオフ負け… ルーキー吉崎マーナ「達成感はない」
◇国内女子◇ニチレイレディス 最終日(21日)◇袖ヶ浦CC・新袖C(千葉)◇6590yd(パー72)◇曇り(観衆2942人)
18歳の吉崎マーナは、あふれそうになる涙をこらえながら言葉を絞り出した。「達成感はないですけど、やっぱり苦しい時期あったから今があると思う。もっと強くなれるように頑張りたい…」。父の日の惜敗に声が震える。支えてきてくれた恩返しの初優勝を贈りたかった。
昨年、現役高校生でプロテストに一発合格したが、QT最終予選会に進めずQTランク149位でシーズンを迎えた。今大会までの5試合は4度の予選落ちと、思い描いたルーキーイヤーとはほど遠かった。16日に行われた主催者推薦選考会で同スコアで並んだ5人の中から、カウントバックで最後の1枠を勝ち取って出場。11位からスタートした最終日は「全ホールバーディを獲るくらいの気持ちで」と攻め続け8バーディ、1ボギーの「65」をマーク。通算13アンダーで大出瑞月、イ・ミニョン(韓国)とのプレーオフに持ち込んだ。しかし、18番(パー5)での1ホール目。バーディを奪えず、ツアー史上初の主催者推薦選考会からの優勝が消えた。
本大会後に行われたツアー出場優先順位を組み替える第1回リランキングでは、暫定77位(6pt)から24位(111pt)にジャンプアップ。次戦「アース・モンダミンカップ」から第2回実施前の9月「ミヤギテレビ杯」まで全13試合の出場権を手中にした。それでも、満足できない。
「(バーディを)取り切れるところで取り切れてないなっていうところもあったし、詰めが甘いところも多かった。まだまだ伸びしろがたくさんあるっていうのは今日すごく思った。また来週からしっかりといい状態で頑張りたい」。来季ツアーシード(50位まで)を決めるメルセデスランキングも65位に浮上。一気に現実味を増してきたシード奪取と初優勝へ、18歳は今までより高い目標を手に入れた。(千葉市若葉区/安平賢太郎)