2026年 ニチレイレディス

ツアー史上最長2時間6分プレーオフに惜敗も 大出瑞月は悔しさ以上に「今すぐ寝たい」

2026年 ニチレイレディス 3日目 大出瑞月
激闘を終えてイ・ミニョンを称える大出瑞月(Yoshimasa Nakano/Getty Images)

◇国内女子◇ニチレイレディス 最終日(21日)◇袖ヶ浦CC・新袖C(千葉)◇6590yd(パー72)◇曇り(観衆2942人)

ツアー制度施行後、史上最長となる2時間6分のプレーオフを戦い終えた大出瑞月は、その時間を聞いて「えー!そうなんですか?長かったですね」と目を丸くした。

通算13アンダーでイ・ミニョン(韓国)、ルーキーの吉崎マーナと並んで迎えたプレーオフ。午後1時44分に始まった戦いは、1ホール目で吉崎が脱落後、イとの一騎打ちが続き、ツアー史上タイ記録となる7ホール目までもつれ込んだ。

18番(パー5)で繰り返された死闘は、イが果敢に2オンを狙う中、大出は冷静だった。「自分は同じマネジメントでバーディを取り続けるしかないんだなって3回目ぐらいで思っていました」。ティショットでフェアウェイウッドを使い続けた。

このパットを外せば終わり…。そんな場面が何度もあったが、粘り強く食らいついた。「成長してるのかなって思いました」と手応えを口にする。6ホール目にはティショットを左バンカーに入れ、2打目も木の枝に当たりながら144ydを残したが、8Iでピンそばにつけてバーディ。窮地を脱して勝負をつないだ。

最後は7ホール目でイにバーディを奪われ初優勝は逃したが、「あんまり悔しくないんですよね。ミニョンさんはミスもしないし、うまいんで。(吉崎)マーナちゃんもうまいんで。その2人とプレーオフできてよかった」と晴れやかに語った。初優勝も欲しかったが何より今は「いや、もう(疲労が)マックスですね(笑)。もう今すぐ寝たい」と笑顔を見せた。

2026年 ニチレイレディス 3日目 大出瑞月
惜敗にも確かな成長があった(Yoshimasa Nakano/Getty Images)

プロ11年目。2018年には賞金ランキング41位でシードも手にした経験を持つ28歳には、ツアー自己ベストタイ「65」で首位との5打差を追いつき、7ホールものプレーオフを戦った一日はきっと節目になる。「今回はこういう結果になりましたけど、やることはそんなに変わらずに。来週がほんとに苦手なコースなんで予選を通りたい。優勝とかできたらいいですけどね。生きてるうちに…(笑)」。次こそ歓喜の中心に立つために、一歩ずつ前へ進む。(千葉市若葉区/安平賢太郎)

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