嫌い、嫌いも好きのうち? 都玲華がホステス大会で自己ベストタイ65
◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 初日(23日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6485yd(パー72)◇晴れ(観衆1680人)
プロ2年目の都玲華は、いつも以上に気合が入っていた。大東建託の所属プロとして臨む今大会では、いつも声援を送ってくれるファンだけでなく、多くの大会関係者に見守られる。「社長さんや、いつもお世話になってる役員さんが座ってらっしゃったんで、いいスタートを切っていきたい」。そんな思いで迎えた出だし10番(パー5)をバーディで発進し会場を沸かせた。
真夏の福岡で開幕したこの日は、多くの選手が口をそろえて「暑い」と話す過酷なコンディション。気温は32度近くまで上がり、体力も集中力も奪われる一日だった。暑さは得意かと問われた都は「嫌いです、嫌いです」と即答した。
ただ、昨年7月「明治安田レディス」の6位、8月「NEC軽井沢72」の8位などルーキーだったシーズンの成績は夏場の方がよかったから不思議だ。「去年トップ10に入ったイメージがあって、『ほんとに夏だったかな』と不安になって(成績を)見返したら、やっぱ夏が良かった。暑さ対策をしっかりしておけば夏の方が成績がいいのかな」と自分に言い聞かせている。
季節への相性ももちろんだが、先週までハンドファーストでかみ合っていなかったパッティングの修正に取り組んだことも好発進の要因だ。月曜日(20日)から福岡市内にある練習スタジオ「エンジョイゴルフ福岡」に通い、パッティングコーチの平田智さんに指導を仰いだ。「昨日もスタジオに行きましたし、コースとスタジオの両方で見てもらってるんで、やっぱりそれがすごくいい」と微妙なズレを細かく数値化しながら修正を重ねた成果が表れた。約5mの下りスライスを沈めた前半16番(パー3)から4連続でバーディを奪うなど、自己ベストタイの「65」、7アンダー2位でホステスプロとしての期待に応えた。
嫌いと話す暑さの中でも、扇風機や氷のうを3つ用意するなど対策は万全。「きょうは思ったより暑くなかった。いい集中力を保てた。明日がやばそうですね」と、午後スタートの2日目をにらむ。現在の年間ポイントレースは49位で、少しでもポイントの上積みを図りたいところ。「トップ10と言わずトップ5ぐらい目指して、この大会で上位に入れたらすごいうれしい」。待望の初優勝へ、まずは上位での決勝進出を目指す。(福岡県糸島市/安平賢太郎)