2026年 大東建託・いい部屋ネットレディス

1打及ばずに初優勝を逃した皆吉愛寿香と仲宗根澄香 惜敗の先に見えた収穫

2026年 大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日 皆吉愛寿香
初優勝まであと一歩に迫った皆吉愛寿香(Atsushi Tomura/Getty Images)

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日(26日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6485yd(パー72)◇晴れ(観衆3556人)

1打及ばず初優勝を逃した皆吉愛寿香の表情は晴れやかだった。「すごく楽しくて、もうゴルフに集中して、緊張感は最後までなかったです」と自然体で18ホールを戦い抜いた。

前半からトップに立つ加藤麗奈とし烈な伸ばし合いになった。ショット、パットと思い通りのプレーで進められた前半2番でバーディを先行し、「良い流れでスタートできた」と4番(パー3)でもバーディを奪取。256ydの短いパー4となる5番では1Wでピン右約4mにつけイーグルを奪った。続く6番(パー5)、7番もショットでつけたチャンスをものにし、一時単独トップに躍り出た。

勝負の分かれ目となったのはサンデーバックナイン。再び1打差を追いかける展開で、13番で加藤がボギー、14番で皆吉が約5mのバーディパットを沈めたことで再び単独首位に浮上した。しかし、2打目がグリーン奥のラフに達した15番で3パットのダブルボギーを喫して1打及ばず。プロ4年目での初優勝はお預けとなり「後半で伸ばせなかったことが優勝できなかった要因」と振り返った。

それでも、今季2度目の最終日最終組に入って終えた一週間を振り返れば「最近はずっとパットが入ってなくて悩んでいたけど、4日間しっかりパターも打てた」と収穫はある。「優勝はできませんでしたが、いいゴルフはできた。4日目の最後にしっかり伸ばせるように練習して鍛えていきたい」と次戦に向けて前を向いた。

2026年 大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日 仲宗根澄香
仲宗根澄香は7月だけで2度の優勝争い。今度こそ!(Atsushi Tomura/Getty Images)

同じく最終組で優勝争いを演じた仲宗根澄香も悲願の初優勝へあと1打届かなかった。「序盤にけっこう離されてしまった」と同組の2人がスコアをどんどん伸ばしていく一方で、なかなかチャンスを決めきれなかった。6番(パー5)でピン手前約1.5mを外し、7番ではフェアウェイバンカーからチャンスを作りながらも入らず。8番(パー3)は3m、9番は5mと、ことごとくカップに嫌われた。

もどかしい前半にも、「勝ちたい気持ちが弱かった」という2週前の「ミネベアミツミレディス」での反省が気持ちを奮い立たせた。「最後まであきらめずにやり切ってというのがあったので、その気持ちがバックナインでいいプレーを引き出してくれた」と15番からの2連続バーディに繋がったとうなずく。

決めればプレーオフだった最終18番のバーディパットは外れたが、「最終的に1打差で最終ホールを迎えることができた。悔しい気持ちが一番大きいですが、いいプレーができた」と目に涙を浮かべながら激闘を振り返った。

下部ステップ・アップ・ツアー最多の6勝を誇りながら、なかなかレギュラーツアーでの優勝には届かず揺れ動く心はあった。直近3週間で2度の優勝争いを経験し「もう少しで(優勝へ)届くのかなと本当に思えた。残りのシーズンで絶対につかみとれるように、これからも頑張りたい」と34歳は固く誓った。(福岡県糸島市/安平賢太郎)

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