「生意気! いま会ったら“何だこいつ”と思う」 元天才少女の金田久美子が見た“25年前の自分”
◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 初日(4日)◇ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜)◇6531yd(パー72)◇雨(観衆1992人)
四半世紀前、21世紀がスタートした2001年7月27日、金田久美子はツアーデビューした。“天才少女”と騒がれ、当時の最年少出場記録「11歳347日」でプレーしたコースが「みずなみカントリー倶楽部」、後に改称された今週の「ゴルフ5カントリーみずなみコース」だった。
25年前の自分をどう思うか、と問われて間髪入れずに答えた。「生意気だった。いまの自分が会ったら“なんだ、こいつ!”って思う」と口をへの字に曲げた。「昔は人と目を合わせるのが嫌で(周りに)あいさつもできなかった」と人見知りだったことを明かす。そのデビュー戦は初日から「79」「81」とたたいて通算16オーバー、出場108人中で“ブービー”の103位で予選落ちに終わった。
鮮明に覚えているのは、昨年10月に他界した父・弘吉さんとの会話だ。コースに、黒い下着の上に白いウェアを着た先輩プロがいた。「パパが“あれ、透けて見えるのわざとやで”って喜んでた」と大好きだった父との思い出を苦笑いで振り返った。
37歳になった金田はこの日、25年間で培った力を見せつけた。前半5番(パー5)から怒とうの5連続バーディを奪取。8番(パー3)ではピン左10mから1.5mほどスライスするラインをジャストタッチでねじ込んだ。左手をスッと掲げ、グリーンサイドの応援団を大喜びさせる姿がうれしそうだ。
後半はバーディなしの「37」に終わり「前半だけでしたね」と言うものの、5アンダー「67」の4位発進に気分が悪いわけがない。「昔は飛ばなくて、すごくコースが長く感じて、プロになってからもいい結果を残した記憶がほとんどない」と出場21度目の舞台を振り返る。ただし、ツアー自己最長の6連続バーディをこのコース開催の2008年大会2日目に記録している。
「あの時はゾーンに入ってる感じだった。勢いだけだった。でも、今回(の5連続)は違いますから!」。金田が少し自慢げに断言した。(岐阜県瑞浪市/加藤裕一)