「ムカつきますね(笑)」河本結は上がり3連続ボギーを週末の“起爆剤”に
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 2日目(11日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)◇曇り(観衆4288人)
「ムカつきますね」と言いつつ、河本結の表情は穏やかだった。上がり3連続ボギーに腹が立たないゴルファーはいない。かといって、5バーディ(4ボギー)を奪ったラウンド全体を台無しにするものでもない。フェアウェイ両サイドの深いラフへの警戒を怠ることなく、安定したティショットを軸に組み立てた「71」の評価は高い。
バンカーに届くかどうかの微妙な距離感を調整したり、ドッグレッグのホールでラフまで突き抜けるケースを避けたりするために、ティイングエリアを目いっぱい使う。ティボックス間の左右はもちろん、2クラブ分まで下がれる“奥行き”も重要な要素。4ホールほどは、パー3でグリーンを狙うときのように「(落としどころとして)一番広いところを使えるように逆算しています」と立ち位置を細かく設定しているという。
出だし10番のボギー先行から5バーディを奪って首位に迫った後の上がり3連続ボギーを「いい起爆剤になれば…」と週末につなげるつもりだ。左ピンに対して引っ掛けたティショットが奥のラフまで達した7番(パー3)が、まさに教訓となる。
7番のピンチをショートゲームで切り抜けていれば、最難関の8番に向かう雰囲気は全く違かったはず。重くやわらかいグリーンに対し、下りのアプローチやパッティングがショートする傾向は自覚している。「そこのアジャスト、もうちょっと突っ込めるように練習してイメージを出さないといけない」とポイントが明確になったことをポジティブに捉える。
5月「サロンパスカップ」を制した。国内メジャー2連勝への意識はないと首を振る。「自分が優勝したメジャーとは違う技術を求められる。そことの闘い」ときっぱり。その上で「重いグリーンがやっぱり苦手。その克服じゃないけど、自分の中でちょっと成長したい部分ではあります」と言った。通算3アンダー6位から5打差をひっくり返すことができれば、2度目のビッグタイトルにとどまらない価値がある。(石川県加賀市/亀山泰宏)