予選落ち危機を乗り越え猛チャージ 竹田麗央は記録ずくめ63に笑顔満開「すごく光栄」
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 3日目(12日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)◇晴れ(観衆5023人)
10番スタートの“裏街道”から竹田麗央の秘めたポテンシャルが爆発した。前日は1個も奪えなかったバーディを10個も量産。4UTでピンそば3mに絡めた13番(パー3)を皮切りに決めた7連続バーディは、2019年の本大会3日目のフォン・シャンシャン(中国)と並ぶ国内メジャー記録。ツアー自己ベスト「63」も、同ラウンドでフォンがマークした国内メジャー最少ストローク(パー72)に並び、「すごく光栄。いいラウンドだったと思います」と白い歯がこぼれた。
出だし10番でバーディパットをショートしたことが、猛チャージのスイッチを入れた。「『これじゃ、きのうと変わらない。きょうはしっかり打つ』ということを意識しました」。7連続のうち2m以内のバーディパットは9Iで1.5mにつけた15番と2オンに成功した16番(パー5)だけ。中距離を打ち切って沈めたものも少なくなかった。
7連続バーディが止まった2番のパーセーブも評価できるプレー。左ラフからの2打目は木が邪魔になってグリーンを狙いづらい状況。許容範囲を広げて“入ってもOK”としていたガードバンカーから寄せワンでしのいだことが、6番からの2連続バーディにもつながった。
主戦場の米ツアーではここまでポイントランキング39位。ルーキーとして4位に食い込んだ2025年シーズンと比べれば、物足りない数字と自覚している。昨季3試合(日本ツアーを含む)しかなかった予選落ちも今季は6試合と増えた。「いい経験」と前向きに捉えつつ、やはり週末もコースに残って練習することしかできないのは悔しい。
直近の2週前「FM選手権」でも予選落ち。予約していた帰国便が変更できなかったため、高額を払って別便を確保し、土曜早朝に飛び乗って日本に戻った。モヤモヤした時間を過ごしてきたからこそ、「やっぱり、試合でしか気づけない発見とかもある。2日で終わるのと、4日間できるのはだいぶ違う」という言葉に実感がこもる。
カットラインとの攻防を強いられた2日目から一転、47位から通算6アンダー4位に急浮上。首位と2打差で迎える最終日のターゲットは、もちろん2024年大会に続く2勝目だ。(石川県加賀市/亀山泰宏)