渋野日向子は63位発進もバーディ締めで大歓声「ちょっとは寝られるかな」
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 初日(18日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6565yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆4987人)
最終18番で大歓声がグリーンを包んだ。手前から約2mのフックラインを沈めた渋野日向子は、安どの表情でホールアウトした。「とりあえずちょっとは寝られるかな。このままでは寝られないと思っていたので…」。2バーディ、3ボギーの「73」、1オーバー63位と出遅れた一日を終えて、ようやく一息ついた。
予選落ちを喫した4月「富士フイルム・スタジオアリス」以来、今季2度目の国内ツアー出場。会場には約5000人のギャラリーが詰めかけ、渋野の組にはひと際多くの人だかりができた。「きょうもなかなか緊張感があって、自分のリズムやいい動きができなかった。試合前に言っていたことも全然クリアできなかった」と、前日に「リズムだけ」と掲げたテーマを貫徹できなかったことを悔やんだ。
3打目をグリーン奥にこぼした前半3番(パー5)でボギーが先行。続く4番(パー3)はピンと逆サイドにこぼし、カラーから“3パット”でスコアを落とした。「チャンスというチャンスは少なかったけど、打ちたいところで打ち切れなかった。打った瞬間に『外れた』と思うものが多かった」と、グリーン上でのプレーに歯がゆさが募る。
ティショットが右の木に当たり横へ出すだけとなった15番(パー5)では、アプローチを寄せ切れずに3つ目のボギーを喫した。「アプローチもあまり寄ってなかったりとか、タイミングも合っていなかった。本当にリズムの問題だと思うけど、いつもそれに苦しむ。ストレスのたまるラウンドでした」
それでも、8番では手前から約8mを沈めて、この日最初のバーディで歓声を浴びた。続く9番のティショットも会心の当たりで、ギャラリーからは「おお~」というどよめきも起こった。「振り返ると、いいドライバーを打てたホールが何個かある。悪いところばかりに目がいってしまうので、もうちょっといいところもしっかり見つけないと」と、前を向いた。
予選カットラインまで2打足りない状況。修正すべきところは山積みだが、「いろいろやりすぎると、またパンクしちゃう。やることは絞ってしっかり頭を整理してできたら」。週末にもっと多くのギャラリーを沸かせるためにも、予選通過へ巻き返しを図る。(愛知県美浜町/安平賢太郎)