ラインが見える!? 感覚派・吉澤柚月は勝負強いパットで2週連続トップ3
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日(20日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6565yd(パー72)◇曇り(観衆6622人)
2週連続でトップ3に入った吉澤柚月は、7つ奪ったバーディ以上に評価したことがあった。「5番もそうですし、何回かありましたね、パーパットを入れたのは」と、ピンチを凌いだ価値ある一打にうなずいた。
4位から2打差を追った最終日は、3番(パー5)からの連続バーディで滑り出した。しかし、難度が2番目に低かった5番(パー5)で、バンカーからの4打目を寄せきれなかった。4m強を残したが、「イメージ通り打てた」としっかり沈め、6番(パー3)のバーディにつなげた。続く7番も嫌な下りのスライスラインを決めピンチを凌いだ。
「あれが入ったのは大きかった。前半は結構チャンスを取れて、ピンチもうまく切り抜けられたのですごく良かった」と振り返った。
好調な選手が “ラインが見える”と口にすることがあるが、「そう言いますよね。本当に見えるんじゃないですか」と言いつつ、「たまにあります。うっすらとなら(笑)」と冗談めかして笑った。ただ、最終日のパット数は25、3日間トータルでも28.67でトップと、あながち冗談ではなさそうだ。
最終18番のバーディチャンスも「7歩のスライスラインが結構入ることが多くて。自分の中で『あ、7歩のスライスラインが来た』と思いました」と、“感覚派”ならではのイメージが重なり奪ったものだった。
山下美夢有とのプレーオフで敗れた前週「ソニー日本女子プロ選手権」(2位)に続き、堂々の3位で大会を終えた。QTランク76位から始まったシーズンが、いまや年間ポイントランキングは7位につけるほどになった。
次週は「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(宮城・利府GC)を挟み、国内メジャー第3戦「日本女子オープン」(兵庫・宝塚GC旧C)が控える。「メジャーですけどいつもの試合には変わりない。1試合1試合やっていって、それで優勝争いできるように頑張りたい」と、静かにリベンジに燃えた(愛知県美浜町/安平賢太郎)