2026年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント

KAT-TUNの名曲が脳内無限ループ リランキングを戦う後藤未有はことしも“ギリギリ”

2026年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 初日 後藤未有
後藤未有は頭の中に流れる曲が…

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日(25日)◇利府GC(宮城)◇6600yd(パー72)

頭の中で勝手に流れる曲がある。後藤未有は笑いながら明かした。「ずっと『Real Face』が流れているんですよ。頭の中で…。もういいから! って」。いわずと知れたKAT-TUNのデビュー曲。なにより頭に残るのは、あの歌い出しの「ギリギリでいつも生きていたいから――」。25歳はいま、まさにギリギリの立場にいる。

本大会終了後には、シードを持たない選手のツアー出場優先順位を組み替える「第2回リランキング」が実施される。後藤は“圏外”からの浮上を狙い、この3日間を戦っている。昨年実績では、10月9日開幕「スタンレーレディスホンダ」以降の6試合(出場資格が異なる日本女子オープン、TOTOジャパンクラシック、JLPGAツアー選手権は除く)への出場権を得られるのは30位以内が目安。後藤は暫定リランキング40位で、大幅なポイントの上積みが必要な状況だ。

2026年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 初日 後藤未有
2打差6位の好発進

インからスタートすると、10番でいきなり会心の一打が飛び出した。フェアウェイから7Iで放った残り147ydの第2打はピン筋に飛び、2.5mについてバーディ発進。最終9番こそ第2打をグリーン左手前バンカーに入れて目玉となり、唯一のボギーを喫したが、5バーディ、1ボギー「68」。首位と2打差の6位と、上々のスタートを切った。

3試合連続の予選落ちを喫して迎えた、生き残りをかけた1週間。6月に痛めた背中は、いまもスイングに影響を与えている。「自分の思う感じで、身体のターンができない」。スイングの改善策を考えるほど深みにはまり、大事な時期にどん底まで落ちた。

2026年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 初日 後藤未有
ギリギリの戦いを生き抜く!

だからこそ、逆転の発想で「もういいや!」と開き直った。思えば、もともとは感覚派。スイング時に過去最大の5つまで増えていたチェックポイントを、いったんゼロにした。構えたらあとはシンプルに、「ス~って上げてパ~ン」と振る。それがスコアにつながったのだから、ゴルフは分からない。

このまま6位で大会を終えれば、一気に“圏内”へ浮上する可能性もある。思えば1年前、シード争いの行方を決める「大王製紙エリエールレディス」を39位で終え、今季の前半戦出場権が得られるボーダーライン上のメルセデスランク55位をキープ。最終QT行きを回避していた。「2日目も今日みたいな集中力で回れたらいい」。もう一度ギリギリの戦いを、生き抜いてみせる。(宮城県利府町/中村文香)

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